夫である元プロ野球選手の清原和博(47)の不倫騒動、薬物・DV疑惑、反社会的組織との黒い交際などが原因で、別居・離婚報道が続いている清原亜希(45)。アラフォー女性にむけたファッション雑誌「Marisol」(集英社)ではメインモデルを務める彼女は、今や奇跡の40代として女性ファンのハートをがっつり掴んでいる存在だ。
そんな彼女が、今ようやく、静かに離婚の準備を進めているようである。9月16日発売の「女性自身」(光文社)が、亜希が友人とともに都内の大手弁護士事務所を訪れる様子をキャッチしたのだ。
記事によると、自ら車を運転してビル前に現れた亜希は、何度もこのビルに通い詰めているのか、車を止める場所にもためらいのない様子だったという。50分後、共にビル内に入っていた仕事関係らしい連れの女性と近くのお蕎麦屋さんへ揃って入店したが、そこで交わされた会話は、完全に離婚に向けたものだったという。たとえば……
「子供たちのこともあるし、問題は財産分与よね。それが、なかなかねぇ…」
「あの人の不倫で家庭はもうとっくに壊れちゃってるのに、いろんなことが起きてから、いまさら『家庭を壊したくない』なんて言うの。いったいなんなのよ!」
ちなみに不倫とは、2009年に報道された、清原と銀座7丁目にあるクラブ「R」のY子ママとの交際をさすものと思われる。当時夜の銀座では二人の仲は公認で、清原は周囲に「次男が長男と同じ有名私立に合格したら離婚して、Y子ママと一緒になる」と話していたこともあるというのだ。Y子ママと疎遠になったあとも銀座の他の店に通いつめ、最近では自らの「離婚」を武器に、若いホステスたちを口説きまくっているというクラブ関係者からの情報もある。
それではすでに双方離婚に合意しているのかと思えるが、2000年から14間年続いてきた夫婦関係というものはどうもそう単純にはいかないらしい。清原の煮え切らない態度に怒りを隠しきれない様子の亜希だったが、同時にこんな言葉もつぶやいていたという。「外ではあんなに強がっているのに、いざとなったら弱気になるの。彼らしくて、かわいいといえばかわいいいんだけど」。清原に対するほんの少しの情が、まだ残っているということだろうか……。
2人の間には12歳と9歳の男の子がおり、ともにお受験最難関とされる都内の名門小学校に通っている。父親である清原が不倫に続き、薬物疑惑も報道されるようになったとなれば、もっとも心配されるのは子供たちへの影響に違いない。現在はすでに二人の子供をつれて清原と暮らしていた家を出て、家賃45万円のマンションで親子3人の暮らしをスタートさせているという亜希。教育熱心であることも有名で、「子供は個室ではなくリビングで勉強をさせることで、有名私立に合格させた」と話題になったこともある。また、最近では下着メーカー「ピーチ・ジョン」の上質ラインにて自らがプロデュースする商品も発売するなど、センスにも定評がある。
一方の夫・清原は、9月13日、パチンコ・スロット店のドサ回り営業にすっかり前に突き出た肥満体型で登場。選手を引退してからは前述のように不貞や黒い疑惑、ユルみきった体型の話題ばかりで、明るい仕事はほとんどない。美貌、カリスマ的フッションセンス、模範的な子育てと揃った亜希のタレント価値と、現在の清原のそれとは雲泥の差だ。亜希のタレント性は、本来なら朝のワイドショーコメンテーターなどに起用されても良さそうなものだが、現時点でそれがないのはやはり夫の素行が大きく影響しているのではないだろうか。
おそらく亜希にとっては離婚して、夫の存在を切り離すことこそが新たな一歩を踏み出すチャンス。多くの場合、タレントにとって離婚はイメージダウンと考えられてきたが、最近は「強さ」「自立」と好意的に捉えられることも増えている。彼女の好感度は今よりさらにアップするだろう。ひとりで充分に子供たちを育てて行ける収入がある彼女にとって、自分勝手でダークイメージの強い夫はもはや足手まとい以外の何ものでもないと言えるのかもしれない。それにしても、覚せい剤所持等の罪で逮捕起訴されたASKAの妻に関する報道を見ても感じることだが、未だに日本では「ダメ夫を支え、内助の功を示す」のが良き妻の生き方なのだろうか? 亜希ならば「清原夫人」としてではない第二の人生を歩むことが可能に違いないが……。
(エリザベス松本)