当連載「2014年版【韓流四天王】を独断決定! 歌も演技もできるイケメン強し」でも紹介したトップアイドルのキム・ヒョンジュン(SS501のリーダー、愛称リダ)に勃発した女性スキャンダル。ようやく終結したので、ここであらためて振り返ってみたいと思います。
事の発端は8月下旬、キム・ヒョンジュンは恋人から暴行(DV)で告訴されます。恋人はDVを証明するために傷やあざの跡の写真、医師の診断書などを公開し、数回にわたって暴力を振るわれたと主張して、徹底抗戦のかまえを見せました。
ヒョンジュン側は、「たたいたのは一度だけ。肋骨が折れたのはDVではなく、ふたりでふざけていたときに起きたこと。常習的な暴力はなかった」とあまりに苦しい弁明を返しました。
たとえ一度でも暴力ふるったらアウトでしょ! とか、ふざけてて肋骨折れますか? とか、ツッコミどころが満載のこの釈明もさることながら、「自宅で自粛する」と言いつつ、その時期に行われていたワールドツアーを続行し、タイやペルー、日本でコンサートを開催したのには驚きました。
前々から決まっていた公演を自らの理由でキャンセルすると莫大な違約金を請求されるから、なんとしてでも決行する必要があったのかもしれません。でも、本人が事件について公式なコメントもしないまま、ファンの前でどんな顔をして歌うのだろうと首を傾げました。
捜査中で事件の詳細は述べられないにせよ、いくらでもやりようはあったのでは? と感じました。DVの有無や正否はともかく、たとえば「彼女にはとても申し訳ないことをした。ただ、こんな状態にあっても、多くのファンとの約束は守りたい。だから、どうかコンサートを続けさせてほしい」など、彼女への謝罪とファンに理解を求めるコメントを発表したほうが、ずっとスマートだったような気がします。
ファンのなかには「女性にもきっと悪いところがあったはず」「別れを切り出された彼女が逆上して争いに至ったのでは」とキム・ヒョンジュンを擁護する意見も多く見られます。もちろん、すべての事実が白日の下にさらされたわけでなく、キム・ヒョンジュンが言いたくても言えないことや、恋人同士の当事者にしかわからないこともたくさんあるでしょう。でも、仕方ないですよね、その彼女を選んだのはキム・ヒョンジュンなのですから。
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