18日、シンガポール・マスターカードシアターマリーナベイサンズにて開催された「a-nation シンガポール」に出演した浜崎あゆみ(36)。同イベントでトリを飾った彼女は、黒いボンデージ姿で自身のヒット曲「STEP you」等を熱唱した。
このところ、ルックスの劣化や激太りを指摘されることが多い浜崎だが、同イベントでのボンデージ姿にも早速ツッコミが殺到している。
ネットでは「わざわざ露出しなくてもいいのに」「ボンレスハムみたい」との声があり、この時に彼女が着用していた裏が黒で表がシースルーになっている切り替えタイツについても「足を細く見せようとしてる」との指摘が。また、「昔はホントにかわいかったのに」とかつての彼女と現在の姿を比べ、落胆する人も多い様子。
浜崎は同イベントの出演に際して17日に記者会見を行なったのだが、その際に「私のスタイルは、トレンドに乗っているかどうかではなく『私の曲や私がどうなりたいか』という思いにインスピレーションを受けている」と明かしている。
しかし言葉とは裏腹に、最近の浜崎の楽曲は現在のトレンドとされるEDMに傾倒しており、ライブの演出や衣装はレディー・ガガやマドンナ等の海外セレブのそれを模倣したようなスタイルばかり。むしろトレンドに乗る気満々(若干取り入れるのは遅いが)に見えてしまうのだが、彼女にとってはそれが「自分がどうなりたいか」を追求した形なのだろうか。
いまではそんな「自分のスタイルを貫く」発言さえ痛々しいものに聞こえてしまう彼女だが、全盛期の浜崎が同じことを言ったのなら「あゆの考え方ってかっこいい」と賞賛の声が相次いでいたことだろう。
あの頃の彼女はファッションリーダーとして揺るぎない地位を確立し、身につけたもの全てがバカ売れしていた。その結果として日本中に「あゆになりたい」女子が急増。髪型やネイルなどを真似ることはもちろん、浜崎がファーでできた“しっぽ”をファッションに取り入れた時には、それを真似てしっぽを腰やら携帯やらに付けた女子が大量発生していたのだ。冷静に考えて、本当にしっぽファッションはおしゃれかと聞かれたら疑問なのだが、彼女がそれを発信したことで“しっぽ=かわいい”という新しい価値観が生まれていた。
そうして既存の概念を覆し、新たなトレンドを発信し続けていた彼女。現在ではすっかりその面影がなくなり、今月リリースした最新シングル「Terminal」(avex)は初動売り上げが3000枚と、デビュー以来最低の売り上げを記録してしまった。自身の落ち目っぷりが具体的な数字として現れても、彼女は「私の曲や私がどうなりたいか」を追い続けるのだろうか……。
(シュガー乙子)