8日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、出演タレントの鈴木奈々(26)が、同番組レギュラーの大渕愛子弁護士への怒りをあらわにしていた。
というのも、鈴木は以前大渕弁護士と他番組で共演した際、収録前に「新婚なのに旦那が求めてくれない」と夜の生活に関する悩みを打ち明けたことがあったという。すると大渕弁護士は「そういう相談はいま一番多い。いつでも相談して」と親身になってくれたが、収録中にそれを「さっき聞いたばかりで」と言いつつ暴露したらしい。
このことに鈴木は「完全に裏切られた。テレビに出ている弁護士には真剣な相談はできない」と怒り心頭。しかし、一方の大渕弁護士は「この業界に入った時に、収録直前に言うことは、本番で言ってほしいことだと聞いた」「言ってあげなきゃと、私は義務感にかられて言ったんです」とその理由を説明し、「法律相談でちゃんと来て、料金も払ってもらえれば守秘義務はちゃんと守ります」と付け加えていた。
そんな2人のやりとりについて、視聴者からは「お金をもらってないなら、人の悩みを暴露してもいいってことか」と大渕弁護士への否定的な声や、そもそも鈴木は以前から夫との夜の生活の悩みをあちこちのメディアで明かしていたため「いつも自分から暴露してるのになぜ怒るのか」と疑問視する声が。結局のところ、「全部番組の演出でしょ」という冷めた見方が優勢だが……。
セックスレスが原因での離婚相談ならともかく、なぜ鈴木があえて大渕弁護士に夫婦の夜の生活について相談したのかも謎である。鈴木と大渕弁護士がプライベートでも仲がいいのであれば結婚生活の悩みを話すのもわからなくはないが、いち弁護士として、セックスレス解消法をアドバイスができるものではない。
ちなみに、大渕弁護士は「弁護士としてきちんと仕事をしてもらえなかった」等の理由で複数の元クライアントに訴訟を起こされ、“大渕愛子被害者の会”まで結成されている。そんな状況で、いくら番組上の演出であっても「他人の悩みを暴露する弁護士」というイメージがつくのは彼女にとってプラスになるとは思えないのだが……どんな台本を与えられても、バラエティとして演じ切るのが「タレント弁護士」としての使命なのだろうか。
(シュガー乙子)