10月15日放送『VS嵐』(フジテレビ系)に、モデルの森星(23)が登場し、「嵐が公開処刑されてる!」と話題をさらった。日本トップの男性アイドルグループと、若く溌剌としたセレブ一家育ちのモデル……そもそものフィールドが違いすぎて、「公開処刑」と言われても意味がわからないが、プラスワンゲストとして嵐チームに加わった森が、ショートパンツで長い美脚を披露していたことから、視聴者からは「脚、なが! 嵐が完全に公開処刑されてる」「森の腰が大野君のお腹の辺りにある……」といった驚きの声が多数上がったのだった。
森はファッションデザイナーの森英恵を祖母にもち、タレント・モデルで活躍する森泉の実妹でもある。姉同様、日本人離れしたスタイルを誇り、身長175cmで股下は87cm。嵐でなくとも、身長180cmでよほどの小顔でない限り、日本人の男性タレントはほとんど公開処刑されてしまうのではないだろうか。『王様のブランチ』(TBS系)で共演していた、モデル出身の谷原章介(身長183cm)でようやく釣り合いがとれるといったところだ。小柄な男性タレントが非常に多いジャニーズ事務所としては、なるべく共演したくないタイプのタレントだろう。
しかし、そんな森だが、嵐との共演回数が比較的多い。
「櫻井翔と慶應出身という繋がりがあるからか、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)や『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)に出演するなど、去年からタレント活動を始めたばかりの割には、嵐と懇意にしている様子が見受けられます」(芸能関係者)
学生時代に読者モデルの活動をし、2012年から「CanCam」(小学館)誌上で本格的にモデル活動に乗り出した森は、昨年からテレビ番組にも進出。だが、テレビタレントとしての評価はモデル業で得ているものよりも格段に低いようで、中には「扱いづらい」と漏らす業界関係者もいるそうだ。
「森は姉の泉同様、最近のハーフタレントのベタなフォーマットである“天真爛漫で誰に対してもタメ口”というキャラでタレント活動をしていますが、お嬢様で末っ子育ちという下地があるので“キャラ”ではなく本当に自由奔放。ワガママではあるけれども性格はすこぶる良く、家族から大いに愛されてすくすく育ったことが見てわかります。しかしそのぶん、タレントとしての計算力が低かったり、協調性がなかったりで、『王様のブランチ』に出演していた時には、一緒にロケに出るブラン娘が絡みづらかったとか。また、今年6月で同番組からは卒業ということになりましたが、これは業界内では事実上のクビとみる意見が多いです」(同)
というのも、番組出演をすっぽかして、“小栗旬似のイケメン”と称される同級生男子とハワイ旅行に出てしまったことがバレたからだという。とはいえ、“巨匠”堺正章のアシスタントを務める『新チューボーですよ!』(TBS系)には出演継続中だ。ゆくゆくは海外でモデルとして活躍したいという森にとって、日本のテレビ界にこだわる理由はない。また、「25ans」(ハースト婦人画報社)のような高級路線の女性ファッション誌では、スタイルの良さだけでなく生まれ持った品の良さでドレスやお嬢様ファッションも着こなしており、一介の雑誌モデルに終わらない確かな華がある。もっと言ってしまえば、旧態依然とした下品な笑いがはびこるテレビバラエティには彼女の存在感は似合わない。たとえテレビの世界で受け入れられなくとも、あるべき場所で美しく咲いていればいいのではないだろうか。