GW中の小町はとんでもなく豊作だった。ここぞとばかりに筆者は小町を見まくってしまい、結局休みなのに疲れも取れないままである。つくづく小町は恐ろしい。
さて、GWといえばどこかへ旅行するほかに実家に帰省するというイベントも発生しがちである。既婚女性にとって何かと気を使うのは夫の実家への帰省だろう。夫の実家ではあるが妻である自分にとってみたらそこは実家でもなんでもなく、義家族の性質によっては一挙手一投足が厳しい目にさらされ、なんらかの評価を下されたりもする。特に、義母との邂逅には最大の注意を払うという方も多いのではないだろうか。ここ最近の小町では姑による『息子の嫁』トピが立て続けに上がった。GWの余韻が残る今回は、そんなトピを紹介したい。
トピ主(女性)の息子は数カ月前に結婚した。この息子の嫁の「お金への執着心が酷い」ことに対する相談だ。ことあるごとにお祝い金を要求するとかそういったことだろうか? それとも遺産で揉めているのか? そんなことを想像するが、中身は全然違っていた。
「諸事情があって息子の通帳を私が持っていますが、嫁が通帳がなければお金の管理がきちんとできないなどと言い、息子も嫁に言いくるめられたのか、通帳がないと不便だから返してほしいと言うようになりました」
なんと結婚して所帯を持った息子の通帳を、母親であるトピ主が持っているというのである。それはいくら何でもちょっと変じゃないの? 返して欲しいという嫁の要求ももっともだろう。だがトピ主は「(キャッシュ)カードは息子が持っているので、お金の出し入れはカードで事足りるはずです。それを早く通帳を返せと急かされては、疑われているようで腹立たしいです」と不満爆発。確かに最近ではネットバンキングで明細を見ることもできるし通帳不要ではあるが、それより母親が息子の預金通帳を持つ意味がどこにあるのだろうか? しかもその銀行口座は、息子の給与が振り込まれる口座になっているという。そりゃ返してほしいだろうよ。なのにトピ主は通帳返還に異様とも思える拒否反応を示し、ほかにもこんなことも言い始めた。
「嫁の実家や親戚からしょっちゅう米だの嫁の好物だのが送られてくるようですが息子の収入を馬鹿にしているのかと思ってしまいます。確かに高収入とは言えませんが、贅沢さえしなければ十分やっていけるはずなのに、嫁の自分の家計のやりくりのできなさを、息子の収入に責任転嫁しているように思えてなりません」
ずいぶんな被害妄想気質である。そして「今度夫婦そろって遠方から帰省しますが、正直嫁と顔を合わせたくありません」とのことで、嫁に自分の実家に帰省してもらうようハッキリ言って良いか、もしくは先に挙げたような不満を嫁に伝えた方が良いか、という相談である。
想定の範囲内だが「お金の執着が酷いのはお嫁さんじゃなくてトピ主さんです」と、トピ主の非常識を責めるコメントが相次ぐ。しかしこのような“非常識トピ主”は苦言コメントなど完全にスルーし言いたいことを言い続けるのが小町の定番である。案の定トピ主は「詳細は省きましたが、改めて説明させてください」と言い出した。