「【messy調査】苦情対象となる子供の騒音、あなたは我慢できる?」の結果を発表いたします! GW中にもかかわらず多くの方にご回答をいただきました。
一点お詫びがあります。アンケート調査内にある「どんなとき子供の騒音が気になりますか?(複数回答有り)」という質問が、開始当初、複数回答ができない設定になっておりました。調査開始から4日後に設定を変更いたしましたが、今回は念のため、あくまで参考としてのご紹介といたします。本質問がこの調査の要だと思います。申し訳ございませんでした。というわけで結果発表です。
調査結果概要
まずは今回の調査結果の概要をまとめましょう。
今回の回答者は9割が女性で、残りが男性あるいはその他を選択された方でした。毎回女性回答者が多くなりますが、これはmessyという媒体の特性でしょう。messy調査の結果は常にmessy読者に限定したもの、であることは忘れないでくださいね。
年齢層の比率ですが、今回は30代の回答者が43%と最も多く、続いて40代が32%、20代が20%という結果でした。育児経験者は「ある」が40%、「ない」が53%、「妊娠中」が7%。「身近に育児中の知り合いがいるか」という質問の回答は「いる」が80%で「いない」が20%でした。ちなみに、育児経験者あるいは身近に育児中の知り合いがいるのは、30代が最も多かったです。
気になる「子供の騒音に悩まされたことがある?」という質問ですが、「ある」が66%、「ない」が34%でした。「ある」が圧倒的に多い。
続いて冒頭でお知らせした、複数回答設定のできていなかった「どんなときに気になりますか?」という質問ですが、調査開始初期に回答くださった方は、最も気になるものを回答下さったと考えて、トップ3のみ紹介したいと思います。
ぶっちりぎりで多かったのは「電車やバス」、続いて「近隣から聞こえる泣き声」「スーパーや商店街、道中」の順ですが、両者はほぼ同着。その次に「上の階の足音」という回答が多くありました。「電車やバス」「スーパーや商店街、道中」は公共の場での問題で、「近隣から聞こえる泣き声」「上の階の足音」は居住空間での問題ですね。「公共の場」と「居住空間」のどちらが、どれだけ快・不快かについてもいずれ伺いたいです。
以上、調査結果概要でした。次はもう少し踏み込んだ分析をしようと思います。
「悩まされたことのある」人の特徴は……
年齢層と「子供の騒音に悩まされたことがある・ない」の関係を調べてみましたが、興味深い関係は出てきませんでした。あえていえば、41~45歳の方は他の年齢層に比べて、「悩まされたことがない」よりも「悩まされたことがある」が多数を占めていた点でしょうか。その理由を説明できる仮説は思い浮かびませんでした。
「育児経験がある・なし・妊娠中」と「子供の騒音に悩まされたことがある・ない」の関係について調べてみました。すると、下図のように、「育児経験がない」方に、「悩まされたことがある」という回答が多い。育児経験者は、過去に子育てをした経験から、他所の家の子供が立てる音をあまり気にしない、ということかもしれませんね。
子供のいる家庭が少ない現代は、子供の立てる音に対して厳しい社会になり得るということでしょうか。以前、messyで、病児保育をテーマにした『37.5℃の涙』の作者・椎名チカさんとその基になった認定NPO法人のフローレンス代表・駒崎弘樹さんとの対談で、駒崎さんが「マイノリティになった子育て層は、権利獲得の戦いをしなくてはいけない」という主旨のお話をされていましたが、まさにその通り、なのでしょうか……?
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