重病説に財産目当て結婚説。途切れないネガティブな噂に真正面から立ち向かうかのように、45歳の年の差夫婦として有名な加藤茶(72)と綾菜夫人(27)がテレビに出まくっている。11日には『私の何がイケないのSP!?』(TBS系)に揃って出演した。
加藤は2006年に「大動脈解離」で緊急入院、大手術を受け無事生還したという過去がある。大動脈は心臓から全身に血流を送り出す大元となる、全身を流れる血管のうち最も大きな動脈で、この病気は命の危険に迫る大病。加藤は生還したものの、予後も体調管理は必須であったが、03年に前妻と離婚しており、食事を含め荒んだ独身生活を送っていたという。そんな加藤と11年に再婚したのが綾菜夫人。家事全般のできない独身老人だった加藤の身の回りの世話を焼いてくれる存在ができ、良かったね加トちゃん、と祝福されるも束の間、加藤のブログで公開される愛妻料理の数々が“疑惑の温床”となった。
品数豊富なのは結構だが、どれも驚くほどに高カロリーで超ボリューミーなメニューばかりが並ぶ加藤家の食卓。とても大病を患った老人がとる食事ではない、殺す気なのか、寿命を縮めているようなもの……と多くの人々が非難を向けていた。実際、綾菜夫人のもとには非難や中傷のメールが結婚当初は1日200件も届いていたという。
しかしこの高カロリー料理への疑惑について夫人は、「結婚当初は加トちゃんが食べたいものだけを作ろうと思っていた」と番組内で説明。さらに現在は加藤の体調を考えたヘルシーな献立を考えていると言い、最近では医者から「もっと高カロリーのものを食べた方がいいですよ」と指摘されるまでになっているのだと言う。番組内では2人でファストフードのハンバーガーをほおばる様子も放送されたのだが、これについては「いつも食事制限を守っている加藤へのご褒美」だと説明していた。
高カロリー料理といいハンバーガーといい、それは加藤が食べたいものというよりは、どちらかというとまだ若い綾菜夫人の食べたいものではないのか……という疑問も残るが、たしかに70代でも肉類が大好きで食欲旺盛な人もいるだろうからなんとも言えない。ただ、加藤は自身のブログでフレンチフルコースを前にして「オイラはこんなに食べられないよ」とボヤいたりもしているので疑問は残る。
また、昨年NHKの番組に出演した際に、ろれつが回らず反応も驚くほど遅い状態だったため、一部メディアは「重病ではないか」と報道があったことについても加藤自身の口からあらためて説明があった。
当時、加藤は手足がけいれんするなどおかしな状態が続いたため、綾菜夫人が車で病院に連れて行き、検査も含め入院したのだという。診断結果は、薬の飲み合わせで胃薬の一つが合わず、副作用でパーキンソン病に似たけいれん症状を起こしてしまう「パーキンソン症候群」だった、と告白。現在は夫人の献身的なサポートのおかげで体調が安定しているという。
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