先週より調査していた「【messy調査】飲み会でパワハラ・セクハラした/された?」の結果を発表します! 今週は回答数があまり多くなかったため、回答の中から個々の事例について見ていこうと思います。
マタハラが注目を浴びるようになりました。国会議員や地方自治体の職員によるパワハラ・セクハラも頻繁に報道されます。そして実際にパワハラ・セクハラの被害を受けている人も身近にいます。だから、パワハラ・セクハラは世の中に溢れているんじゃないか、飲み会なんか特に酷いのではないか、と思っていたのですが、今回の調査ではパワハラをされた経験のある方は5割程度。セクハラをされた方はそれよりも多いくらい、でした。
さらに、飲み会でのパワハラ・セクハラよりも、普段のパワハラ・セクハラのほうが多いようです。回答数が多くないので、どこまで確かなのかが分からないのですが、今回の調査ではそうした結果がでています。もっとたくさんの方に回答いただけるように工夫しないといけませんね……。ちなみに、パワハラ・セクハラを「したことがある」、という方も一握りほどいらっしゃいました。
いろいろなセクハラ・パワハラ事例
「お前は結婚して寿退社しろと言われた」(女性、会社員(技術職)、21~25歳)
最初からどぎついですね。パワハラでもあり、セクハラでもありますよね、これ。この方、「女は早く結婚して退職しろとか言ってるやつ! お前が依願退職しやがれ!!」とお怒りになっているのですが、まさしくその通りですね(笑)。何を考えてこんなパワハラ・セクハラ言動をしているのか、聞いてみたい。
「大学から就職まで建築をやっていて、男性が多いせいか、また普段堅い感じな分、飲み会ではタガが外れて教授も助手も先輩も同業者もセクハラ祭です」(女性、会社員(技術職)、21~25歳)
セクハラ祭! この方は建築関係の世界に長くいらっしゃるようですが、特定の業界や職種にセクハラ・パワハラが多い、という傾向はあるのかもしれませんね。また男性の多い職場と女性の多い職場で、セクハラ・パワハラの対象となる人間や内容が変わってくるのかもしれません。
「他の女性がセクハラされると、『成敗してやろうか!』くらいのテンションになる。ただ自分がセクハラを受けているときは「性の対象としてみられる=評価されてる? ちやほやされてる?」と勘違いしたり、波風を立てられずに引きつった笑顔でやりすごすことの方が多い」(女性、会社員(技術職)、21~25歳)
先ほどの回答者のご意見。そういえばナンパ調査をした際にも、「ナンパされると『そこまでブスじゃないんだ』と少しだけ自信が出るけど、『ヤれそうだ』って思われているだけかもしれないという気になって、嫌な思いをすることもある」という意見をいただきました。他人に「女性」と認められることに喜びを感じる人・こともわけです。とはいえ今回は、職場という限定された空間でのハラスメントです。ぜひ成敗できる職場に変わってもらいたいですね。
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