前回は『愛されメイク現場のホンネ』を制作の裏話も交えてぶっちゃけました。
今回も引き続き『愛され』について。『愛される女になるには○○をしなさい』的な、勝手な法則について、私なりに物申したいと思います。
『○○すればうまくいく』『○○すれば愛される』『幸せになるための○○』
本当のところそんな法則は実在しないのに、まるでマニュアルのように、雑誌やインターネット記事で見る言葉たち。
でもこういった『○○をすれば……』の○○って何も特別なこと書いてないでしょ。
たとえば、『愛される女の条件○○』。
◆聞き上手
◆褒め上手
◆素敵な笑顔
◆何事にも前向き
◆時に頼ったり甘えたり素顔を見せられる
◆挨拶とお礼を欠かさない
これって、相手が異性に限らず、人とのコミュニケーションをする上で、ごく普通の当たり前のことじゃない?
仕事でも友達とでも、人として、大人として、普通だと感じませんか?
これをすれば好きな人を振り向かせられる? 残念ながら私はそうは思いません。
それに上記の○○は、めちゃめちゃ定番のホステステクニックです。過去に銀座でホステスをしていた頃を思い出します。笑
逆にもし○○をしなかったら……?
◆話を聞かない
◆褒めない
◆笑顔がない
◆ネガティブ
◆素顔が分からない、弱みを見せない
◆挨拶やお礼が言えない
ね、恋愛どころか人として魅力を感じません。とってもなめた条件○○です。
そんな当たり前の○○を「愛される女の条件」として挙げている無責任な著者に対しても、それを恋愛のテクニックだと勘違いしている読者の女子にも、とても残念な気持ちになります。
みんなに通用するアンサーなんてない
恋愛における『愛されるPOINT』は、あなた自身と相手次第。同じ人が存在しないのと同様に、恋愛も一つ一つがオンリーワンです。
もしも、皆が皆個性なく、1パターンの人生や恋愛だったら私は絶対に嫌です。
定番マニュアルに沿った振る舞いをして、運良く模範解答通りの彼の反応を得られれば、一時的に手応えを感じるかもしれません。でもそれによって「愛されてる」実感を得続けることって、出来るでしょうか。そしてあなたは幸せを感じるでしょうか?
恋愛においては、出会い方や、恋に落ちたときのお互いの状況や、それぞれの個性など様々な要素が複雑に絡み合うからこそ、鉄板なんてないのです。
恋愛は一人相撲ではありません。
相手あってこそです。
そしてもし、相手や自分に子供がいる場合は、自分+相手+子供というように、自分1人の幸せでなく相手を思いやる気持ちが必要です。
だから、誰かに愛されたいからといって、『○○すれば愛される』では問題解決は不可能なのです。
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