このところ、ネットやテレビで話題になっている“セカンドパートナー”という言葉を知っている人はいますか?
セカンドパートナーというのは、既婚者にとっての友達以上恋人未満の異性のことで、恋愛感情はあっても肉体関係のない存在だそうです。多くのメディアでは妻側にセカンドパートナーの男性がいるケースが多く取り上げられていました。彼らとは時々会ったり旅行に行ったり、また夫と離婚した場合に結婚を誓い合っている関係だったり、さらにはセカンドパートナーの存在が夫公認というケースもあるとか。
27日発売の「女性自身」(光文社)でもセカンドパートナーの特集が組まれていました。記事には、セカンドパートナーがいる女性の話が掲載されており、
「小学校の同級生だった男女が、お互いの子供が同じ小学校に通っていたことから再会し、いまではセカンドパートナーで家族ぐるみの付き合いをしている」
「仕事で全国を飛び回っている女性が、地方で知り合った男性とセカンドパートナー関係となり、出張の度に会っている」
といったケースが紹介されています。前者の女性の夫は、「セカンドパートナーの男性は、自分よりも昔から妻を知っている。その友情には入り込めない」と考え、後者の女性は「夫のことが好きだからこそ恥ずかしくて気を使ってしまうが、セカンドパートナーは仕事仲間なので愚痴も言いやすい」と言い、彼女の夫も「セカンドパートナーが妻の相談相手になってくれることに感謝している」とのことです。
はたから見れば、これらの関係は「仲の良い同級生」や「気楽に話せる仕事仲間」とどう違うのか? とも思ってしまいますが、本人たちとしてはそれとは違う感覚があるのでしょう。そして夫もそれを容認しているなら、何の問題もないですよね。
ただ、同記事に掲載されている夫婦問題研究家の解説には違和感を覚えました。セカンドパートナーを持つ女性とは、美人で効率主義者、実はひとりでも生きていける人なのだそう。この言葉は記事の見出しとしても使われています。
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