ジャニーズ事務所所属のタレントは、基本的に事務所入りのキッカケを公表していることが多いが、TOKIOの山口達也が、このキッカケについて嘘をついていることをカミングアウトした。
12月2日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)においてゲスト出演した俳優・唐沢寿明(52)に対して山口は「墓場までギリギリ持って行かない嘘を教えて下さい」と質問をした。逆に質問主である山口に秘密はないのか、と問われると「僕はまだ言わないです!」と秘密があることを自分から臭わせ始めた。
こうなると気になるのが人間というもの。メンバーらが山口に話すよう求めると「あるんですよ。1つ、メンバーに関係あることなんですけど。TOKIOが解散するときに言おうかなって思ってる嘘が1つだけある」と発言。「オレが事務所に入ったきっかけです。ずっと20数年言ってきたけど、嘘です」と、事務所入りの経緯について嘘をついていることを明かした。ここまできたらその秘密も暴露するのか? と思いきや、真相については「それは言えないです」と拒否した。
自分から“秘密はないの?”と他人に振れば、同じ質問をされる可能性は高く、山口はこの日の放送において“事務所入りの経緯について嘘をつき続けている”ことまでは話すつもりだったのだろう。ブーメランを期待したあざとい質問にも見えなくない。ところがこの件、話題になるかと思いきや、ネット上では「誰も興味ないから早く言った方がいいよ」など、さほど燃え上がってはおらず、物悲しさだけが残った。
事務所入りのキッカケについて山口は、「ジャニーズ事務所に履歴書を中2で送って、返事が来たのが高2だった」と『月刊デ☆ビュー』2008年8月号(オリコン刊)のインタビューで語っている。曰く、山口がジャニーズ事務所のタレント募集に応募したのは中学2年生の頃だが、オーディションの通知が届いたのが高校2年生の時で、当時はアルバイトをしながらの高校生活だったため、当日もバイト上がりの大遅刻でオーディション会場についたとき、社長の話は終盤にさしかかっていた。その後別の会場で、先輩たちの後ろで振りマネをするというダンスレッスンが行われたのだが、このときに社長に呼ばれ『今何歳?』『17歳です』『もうユーおじさんだね』などというやり取りがあった……と、かなり詳細にデビューのキッカケとなったオーディションの日のことを語っているのである。そして大遅刻という失態を犯したにもかかわらず、オーディションに見事合格し、ジャニーズ入りを果たしたのだというが、果たしてどこがどう嘘なのか?
このどこに嘘があるのかを我々が知るのはTOKIOが“解散する時”か山口が“死ぬ時に”なるのだろう。もしかしたらもっと早いかもしれない。想像できる嘘ポイントとしては、本当は毎年履歴書を送っていたのかもしれないし、バイトで遅刻なんてしていないのかもしれない。真相は分からないが、山口が、テレビや雑誌での面白トークを重視して必要以上に話を盛った結果「嘘」になってしまった可能性も高い。となると、他のジャニーズタレントについても、事務所入りキッカケについて何らかの“盛り”を加えている可能性がゼロではない。この機会に、公になっている彼らの事務所入りのキッカケをまとめてみよう。
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