ミョンドン(明洞)やカロスキル(ソウル江南地区のおしゃれストリート)など日本人観光客が多く集る場所に出かけると、カフェの店員や通りを歩くイケメンに積極的に声をかけている日本人女子をよく見かける。
先日カフェで見かけた20代の後半らしき日本人女子二人組は、アイスカフェラテをオーダーするついでに、「アンニョンハセヨ(こんにちは)」「一緒に写真撮ってください」から始まって、
「名前は?」
「身長どれぐらい?」
「かっこいいー!」
「ヨジャ チング イッソヨ(彼女はいますか?)」
「うそー、絶対いるでしょ!」
と韓国語を少し混ぜながらも、ほぼ日本語で一方的に話しまくっていた。えーっと、あなたたちの後ろにまだ並んでる客がいるんですけどー。
レジ前でのあまりの騒ぎっぷりに、周りの韓国人から白い目で見られているのもお構いなし。なんだったら「こういうキャピキャピしてるところが日本人女子がこの国でモテる理由でしょ」って感じで、周りの視線もちゃんと意識しながら騒いでるあたり(そいういの、見てたらわかるんだよねー)、うーん……なんだかなぁ…………。
もっとがっかりだったのは、彼女たちのリクエストに応えて一緒に写真を撮っちゃってる韓国人店員。レジに並んでるほかの客のことを考えず、こういうふうに対応しちゃうのは韓国人らしいといえばらしいが、そのやさしさが日本人女子をさらに調子にのせるんだってば!
一目惚れからの猛攻撃!
今年3月に10歳年上の韓国人男性と結婚したばかりのキヨカさん(24歳)も、そうやって旅行中に出会った韓国人にガンガン話しかけたひとり。なんと彼女はそのまま交際することになり、3カ月後には同棲、その半年後には結婚式をあげ、現在は韓国で暮らしている。
「韓国が好きで1年に2回ぐらいのペースで遊びに来てました。初めて入ったカロスキルのセレクトショップで、『もろタイプ♡』な店員に出会って、そっこーで話しかけました(笑)」
ちなみにこのときのキヨカさんは韓国語がほとんど話せなかったので、日本語で「好きです」「一目惚れしました」を連発。なんと、その場で彼の電話番号をゲットするのに成功した。
「そんなに広くない店だったので、周りの韓国人女子がバカにしたような表情で私のことを見ていたのは気がついてましたよ。でもそんなの関係ありません! だってタイプだったし(笑)。でもまさかそんなに簡単に電話番号を教えてくれるなんて、ちょっと驚きました。次の日には日本に帰らないといけなかったし、このままの勢いで一緒に飲みたかったんですが、さすがにそれはダメでした(笑)」
1 2