先日ソウルで美容整形手術を受けた日本人女性が、数日後にソウルの宿泊先で亡くなっているのが見つかり、日本でもネットを中心に話題になった。
整形目的でソウルを訪れる日本人は多いが、その中には日本人男性も少なくないという。今年春からソウルで暮らしはじめたケンさんは、東京出身の33歳。その目的はずばり整形だ。
「韓国の整形に興味があったので、思い切ってこっちに来ちゃいました。限られた滞在日程のなかで腫れを気にしながら日本に帰らなくてもいいし、術後気になったらすぐに相談できるし、周りに整形がバレるのを気にして生きなくてもいいし、いいことだらけ(笑)。着いてすぐにコンプレックスだった、だんご鼻を直しました」
ケンさんはソウルで暮らすと同時に、韓国人女子との恋愛もスタート。相手は、去年の冬に旅行で来たときにカンナム(江南、ソウルのおしゃれエリア)のクラブでナンパした25歳。
韓国人彼女からの整形指南
「そのときにはもうこっちで暮らすことを決めていたんで、半年ぐらいLINEをがんばって続けて、必死でキープしておきました(笑)。言葉ができなかったんでサポートしてもらいたかったし、彼女の見た目が〈いかにも整形しました!〉って感じなので、いい病院を教えてもらえるかなって(笑)」
整形通な彼女のサポートで、外国での手術も不安がなく、仕上がりも大満足というケンさん。整形馴れした韓国の環境も「最高!」と話す。
「手術が終わって腫れまくった顔を見たときは、正直ショックで後悔もしましたが、彼女が『これぐらい腫れるのは当たり前』といってくれたので安心しました。手術から2日後、鼻にギブスを付けて、顔が腫れた状態のまま彼女にカロスキル(ソウル江南地区のおしゃれストリート)のカフェに連れて行かれたんです。最初は周りに変な目で見られないか緊張しましたが、フランケンシュタインばりに包帯グルグル巻きの人や、同じように鼻にギブズをした人が堂々とお茶している姿を見て、勇気がわきました(笑)。近くの席に座っていた日本人女子グループから、『気持ち悪い』『何考えてんの?』と悪口を言われているのは聞こえましたよ。まさか僕が日本人だなんて思わなかったんでしょうね」
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