2009年2月に絢香(25)と結婚し、大手芸能事務所を退所して以来、いわば「干され」状態だった水嶋ヒロ(29)が、9月9日放送のトークバラエティ『しゃべくり007』(日本テレビ系)にゲスト出演した。実に「3年以上ぶり」のバラエティ出演だったそうだが、どことなく「不思議ちゃん」な雰囲気は健在。そうだ、綾野剛の台頭ですっかり忘れられていたが、水嶋ヒロも爬虫類系の不思議男子なのだった。
健康オタクで酵素玄米・菜食主義。マイブームは「潜在能力を高める」という赤いボクサーパンツ(20枚保持)。一年以上前から、毎日欠かさずアボカドを食べる。週2で寿司を食べに行く。お化けや注射、高所に狭所、くすぐり、ジェットコースター、虫、水(=泳げない)が苦手。こんなトークを繰り広げ、スタジオに呼んだ高級寿司「久兵衛」の握りを堪能して、水嶋ヒロは去って行った。やはり「不思議ちゃん」だ。イケメン俳優というよりは、ぼんやりしたおじいちゃん系である。
そもそも、現在の水嶋ヒロがイケメンかどうか……問題はそこだ。今回の放送を見て、視聴者の意見は真っ二つに割れていた。「かっこよすぎる」「劣化回復」と、容姿を褒める声と、「元気がないトカゲ」「彫り深くなりすぎ」「マイケルジャクソン?」と、全盛期には及ばない現状を嘆く声だ。
水嶋は、09年夏公開の主演映画『BECK』の役づくりで眉毛を抜き、同じく09年夏に撮影・放送された小栗旬とのダブル主演ドラマ『東京DOGS』(フジテレビ系)でも“まろ眉”状態だった。もともとはしっかり濃いめに生えそろった眉毛がキリリとした印象を与え、くっきり二重の甘い顔立ちを引き締めていたが、この眉毛をいじったことで、急に締まりのないだらしない表情になってしまったのではないか。それでも本人は急カーブを描く細眉が気に入ったのか、はたまた妻・絢香の趣味なのか、芸能活動休止中も再び眉を太くすることはなかった。
ただ、この夏は日焼けを避けたそうで、その肌はシミひとつない白さ。ネプチューン堀内健が冒頭で「なんかお肌ツルツルになりました?」と鋭く突いたのもうなずける。まるで美意識の高い売れっ子ビジュアル系バンドマンのすっぴんのようだ。(実際のビジュアル系バンドマンは厚化粧により肌荒れを起こしていそうだが……)
しかし結果的に、細眉と白肌、そしてガリガリ体型の相乗効果で、どうにも不健康な容姿になってしまっている水嶋。とりあえず、眉毛を太くして「元気のないとかげ」状態から脱してほしい。(犬咲マコト)