短期集中連載・叶姉妹を読む!04
長らくお待たせいたしました。短期集中連載、「叶姉妹を読む」ものこすところあと2話です。今回は、【叶姉妹のセックス】について、読み解いていきましょう。叶恭子さんが2006年にしたためた『トリオリズム(3P)』(小学館)です。帯には「わたくしの“愛”をお見せします」とあります。恭子さんにとっての、愛、セックスとはどのようなものなのでしょうか?
叶恭子さんにとって、「セックス」と「メイクラヴ」は別の行為で、両者を明確に区別しています。いわく、「単なるセックス」は肉体の娯楽。他人の体を使ってするマスターベーション。しかし相手に恋愛感情を抱いていなくとも、相手のテクニック次第ではディープなエクスタシーを得ることが可能であり、セックスそのものを否定する気は毛頭ない、とあります。
「メイクラヴ」は、肉体の快感だけでなく、愛情と精神的なつながりを伴うもの。恭子さんは、純粋に相手のことをよく知ろうとすることと愛情が同義だと言い、お互いがお互いを深く知ろうとする中に、「より深い愛情表現のメイクラヴがある」。それは生まれてきたことの喜びを味わうための行為。メイクラヴは単なるセックスとは違い、美容液やビタミン剤のような美容効果さえ発揮するのです。
さて、では恭子さんは一体どのような殿方と、どういったシチュエーションでメイクラヴしているのでしょうか。
ヴァギナを自由自在に操る!
叶姉妹といえば、眉目麗しいモデルのような外国人男性「グッドルッキングガイ」を豪邸にはべらせ、いつでも全裸で過ごし、気ままに性を謳歌しているイメージがあります。実際、同著にもさまざまなグッドルッキングガイが登場します。タイトルにもなっている「3P」を経験したのも、2人のグッドルッキングガイ、トニーとスチュワートとのこと。ただの娯楽的なセックスではなく、無償の愛を確かめ合う魅惑的な行為だったと恭子さんは振り返ります。ひょっとすると、この経験が、彼女がその後、多くのグッドルッキングガイを自宅に呼び寄せて暮らす現在のイメージを形成する大きなターニングポイントになったのかもしれません。
そんな恭子さんのヴァギナは、いわゆる「名器」。なんと、日々のワークアウトによってヴァギナの筋肉(マッスル)が鍛えられているために、自由自在にヴァギナをコントロールすることができるのだそうです。彼女とメイクラヴする男性は一様に「こんなの初めて」と、ウブな女性のような発言をするのだそうです。
セックスというと、一般には男性がペニスを膣に挿入して腰を動かし、女性は受け身で、リズムに合わせて喘ぎ声を出すというのがお決まりのパターン。多くのAVではそうしたシーンが繰り返されます。しかし恭子さんのメイクラヴは違う。メンズがペニスを挿入してくると、彼女はまず「動いちゃだめよ。いいからじっとしていて」と言うのです。そのまましばらく腰を密着させたままメンズが動かずにいると、恭子さんはヴァギナの中の「タン(肉ひだ)」で亀頭をとらえ、ヴァギナの筋肉をペニスに絡ませつつゆっくりと動かすのだそうです。そうしているうちに、メンズはあっさり射精に導かれてしまうのだとか。す、す、すごすぎー!
さらに、恭子さんのヴァギナでは抜かずのもう一発も可能。射精しても「まだ抜いちゃだめよ」と指示されたペニスは、膣内で再び固く大きくなっていき、一回目同様のヴァギナコントロールによって、二度目の射精。同じようにして三度目もある……というのだから驚愕です。世界仰天ニュースです。
「つまり、わたくしは、腰を使わずして、ヴァギナの内部をわたくしの意のままに操縦することによって、ペニスを締め付けて、愛でることができるのです」
あなたが神か!