あるときは高級ホステス、またあるときは潜入取材ライター……好奇心の赴くままに動いてきた20代女子・アスモデウス蜜柑が、「短期集中連載・彼女がAV女優になったワケ」をお届けします!
序章【AV女優というお仕事の謎に迫る】
第一章【A子の場合…元カレから逃げたくて始めたAV女優という仕事、私には向いてた】
ハイテンションな元単体女優・B子
相当ぶっ飛んでる不思議ちゃん、B子。21歳だが15歳くらいにしか見えないかなりの童顔で、なんとJカップの爆乳を持つ、元単体AV女優だ。好きな体位を聞くと、「モンキー!!」と叫んだ。最高です。
彼女のAVデビューは19歳。大学生で、「バイトも何もしてなかったの~」というB子が、AVに出演したきっかけは何だったのか。
「大学に友達もいないし夢もないし授業もつまらなくて、学費高いのに親に申し訳ないな~って思いながら、毎日意味が分からないまま過ごしていたの。ある日ね、占いにいこうと思って新宿を歩いていたらヘアモデルのスカウトをされての喫茶店でスカウトマンと話すことになって、話を聞いてるうちに気付いたんだけど、本当はAVのスカウトだったの」
昔からぶっ飛んでたのね~。期待を裏切らないきっかけトークが聞けて嬉しいわ。
「私ね、昔からAVに対して偏見がなくて、それどころかRioちゃんや吉沢明歩ちゃんが好きでたくさん作品も見ていたの。AVって、可愛い人がたくさんいるなぁって思っていて……。憧れていた世界というか」
ではお金のためというわけではなかったということ?
「うん。でも、常日頃からバイトもしてなくてやりたいこともないのに親にお金を出してもらうのは申し訳ないって負い目があったから、AVで学費を返そうって思って。でも仕事を始めてからは仕事にやりがいを感じて、仕事にベクトルが向いてしまったの。学校なんてすぐ行かなくなったし中退したから、結果、親を悲しませちゃった」
どれくらいの期間活動してたの?
「2年間の活動で、月1本っていうメーカーさんとの契約だから24本撮ったかな。ギャラは1本80万で、月2回40万円ずつ給料としてもらってた」
さすが単体女優、稼ぎがいいわね。企画、企画単体、単体の違いはどういうところだと思う?
「私は最初から単体で売り出そうという話だったから企画やキカタンの女優さんのことは分からないけど、一番最初、メーカーさんとの面談で感じるところを書かされたり体を見られたり男性のタイプを聞かれたり、裸の写真を撮影されたりしたよ。何本撮影するかの契約は、最初6本のはずが途中から24本に変更になった」
この子は売れる、と見込まれたのね。憧れの世界だったというけれど、仕事で辛かったこともあったんじゃない?
「1本撮るのに、朝9時入りで終わるのが23時時~翌朝6時と、拘束時間が長いこと。月2回の給料なのですぐお金になるから、我慢できたけれど」
長時間労働がきつかったのね。反対に、仕事の何が楽しかった?
「ヘアメイク、スタイリストをつけてもらうのが楽しかった。姫、お嬢と呼ばれて常に送迎付きで、スタッフからも社長からもちやほやされた。あれが食べたい、これが飲みたいと言えばすぐに買ってきてもらえたし、本当のお姫様になった気分だった。
昔から勉強も運動もできなくて、人間関係も下手で友達も少ないし彼氏もできたことがなくて、うまくいかないことが多くて……でも結果がすぐに出るAVで認めてもらうことが嬉しかった。
頑張ったぶんの報酬がもらえるわけで、それが私に向いていたから続けようと思えたわけで。他の仕事と変わらないじゃんって感覚だったし、今もそう思ってる」
ちょっと待って! 彼氏、一度もできたことないまま、AVの世界に飛び込んだの!? まじで?
「実は……私、処女だったの。すごく緊張した!! 男の人の性器を見るのも初めてだった」
えええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「実際、処女が性器をみてみました……というドキュメンタリーものだったんだけどね。男優さんがオナニーして射精の瞬間をみてから、一方的に攻められて。舐められたり触られたりするのも初めてで、頭が真っ白のうちにいつの間にか挿入してた」
それ……物凄い初体験ね。処女喪失がAVなんて初めて聞いたわよ。そりゃ、処女喪失をウリにしてるAV作品はいくつもあるけれど、さすがにガチだとは思わなかったわ。
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