2016年12月31日――いよいよその日が目前に迫ってきた。2016年最後の日、稀代のアイドルグループであるSMAPが、その28年の活動にピリオドを打つ。いったい彼らはいまどこで、どんな思いを胸に過ごしているのだろうか。
SMAPが20年と9カ月出演し続けてきた冠番組である『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は、26日に彼らの活動よりひと足早くその幕を降ろした。番組後半部分の平均視聴率は23.1%、瞬間最高視聴率は27.4%であった。瞬間最高視聴率は番組ラストで5人揃って「世界にひとつだけの花」を歌唱した後に深々と一礼し、リーダーの中居正広(44)がメンバーに背を向けてひとり何度も涙を拭う姿が映し出された瞬間だったという。放送時間内に生出演して歌うのではないか、歌わないまでもせめてファンへの生メッセージぐらいはあるのではないか。放送前にはそんな憶測が飛んだ『SMAP×SMAP』だったが、結局メンバーの生出演はなく番組はあっさりと終了した。
ファンの気持ちはこれではおさまらなかったのか、今日27日の午前中には「メリジュリ」というワードがyahoo!の話題欄を賑わした。このワードの意味するものはなんなのか。クリックしてみると……メリジュリというワードで拡散されているのは、下記のような話である。
「スマスマ製作スタッフからの情報。最終回を放送中の19時台に、メンバーがお台場にあるフジテレビに入った。ドラマ撮影中の木村も遅れてフジテレビ入り。ゲリラ生放送をしようとするも、22時にフジテレビ入りしたジャニーズ事務所代表であるメリー喜多川氏と副社長である藤島ジュリー景子氏に阻止された。スマスマの放送終了後、メンバー5人がそれぞれの車で局を出るところを見たという目撃談がある」
この情報に、ファンは「やっぱりメンバーは生の言葉でファンにメッセージを伝えてくれようとしてたんだ!」「これがホントだったとしたらメリジュリを絶対に許さない!」などの熱いコメントを寄せ、現在SNS上で次々と拡散されている様子だ。真偽のほどは定かではない、願望めいた噂話である。が、ファンにそう思わせるほど、メリー喜多川氏率いるジャニーズ事務所への不信感はこの一年で高まってしまったということだろう。
31日放送の『第67回NHK 紅白歌合戦』への出場も正式に辞退したSMAP。5人揃った姿を見ることはもう叶わない夢となりそうである。最後の日となる31日には、木村は家族と海外で、そして木村以外の4人は都内に集結し、慰労会を開くという報道も出た。もう解散は覆せない。となるとやはり気になるのは、彼らの今後であろう。
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