1月21日に結婚を発表し話題となった俳優の中村蒼が、ドラマ『真昼の悪魔』(フジテレビ系)の制作発表会見に登場して結婚後の心境を語り、公私ともに充実を滲ませた。ジュノンボーイとしてデビューした中村は順調にキャリアを重ねているようだが、ジュノンボーイ出身者がみんな順風満帆とはいかないようだ。
中村は2005年の第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得。その後、寺山修司原作の舞台『田園に死す』で華々しい主演デビューを飾り、映画『ひゃくはち』での主演やドラマ『アリスの棘』(TBS)への出演など、数々の作品に出演してきた。2015年には「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」の「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」で男優部門を受賞するなど俳優としての評価は中々高い。
プライベートでは、一般女性と結婚したことを今年1月21日の自身のブログで報告。相手の女性とは6年の付き合いで、その間支えてくれていたことを説明している。『真昼の悪魔』の制作発表は結婚後初めての公共の場ということで、取材陣からは「結婚を機に気持ちの変化があったか」という質問が飛び出したが、中村は特にないと言いつつも「パワーはきっと増していると思う」「変わらずにこれからもやっていけたら」と真面目にコメントを返した。
13歳の若さでジュノンボーイに輝いた中村は25歳にして芸歴12年だが、ルックス以上にその演技力の評価が高い役者に育っている。もちろん所属事務所(レプロエンタテインメント)の“強さ”もあるだろうが、コンスタントに作品出演をこなしている印象だ。一方で同じ時期にジュノンボーイとなりながらパっとしない人たちもいる。2006年にジュノンボーイとなった溝端淳平は、デビュー後にドラマ『赤い糸』(フジテレビ系)や『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』(日本テレビ系)での主演など、民放のドラマへ数多く出演しスポットライトを浴びることが多かった。昨今は昨年のNHK-BSの時代劇『立花登 青春手控え』での主演や、NHK-BSプレミアムの『初恋芸人』への出演などNHKへの出演が目立ち、頑張ってはいるものの、テレビCMやバラエティ、民放のドラマ出演が少なくあまり目立たない印象。
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