俳優の山本裕典(29)と2017年3月21日付けでマネージメント契約を終了したことを、元所属事務所エヴァーグリーン・エンタテイメントが発表した。事務所は公式HP上にその理由として「マネージメント業務委託契約の内容を違反したため」であると記しており、いわゆる解雇。昨年の成宮寛貴(34)の突然の引退、細川茂樹(45)の解雇、江角マキコ(50)の引退表明に堀北真希(28)も引退と、テレビでその顔を見慣れた芸能人が次々に表舞台を去っている。それぞれに事情は異なるが、山本の場合はどうだったのか。
所属事務所は山本とこれまで何度も話し合いを重ねたが、「本日までの一連の諸事情を鑑み、弊社の考える基準に至らなかったため、契約内容に違反したと考えた」「法に触れるようなことはしていない」と説明している。山本は2005年にジュノンスーパーボーイ・コンテストの準グランプリとフォトジェニック賞を受賞し、06年に『仮面ライダーカブト』で俳優デビュー。07年に堀北真希主演版の『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジテレビ系)に出演、堀北とはその後『アタシんちの男子』(同、09年)でも共演している。最近では、2017年3月17日放送のドラマ『金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画 北風と太陽の法廷』(日本テレビ)に出演していた。
代表作は土曜夜8時枠で放送された体操男子を描いた連ドラ『タンブリング』(TBS系、10年)、そして映画化もされた『桜蘭高校ホスト部』(同、11年)、『山田くんと7人の魔女』(フジテレビ系、13年)あたりとなるだろうか。いわゆる“イケメン俳優”に括られる役者だった。つまりファン層は必然的に女性全般となるが、素行の悪さによるファン離れはかねてより深刻だといわれていた。
たとえば2014年9月、「フライデー」(講談社)にキャバクラ嬢女性が撮ったベッド写真を掲載された件。裸でベッドにて眠る姿を写真におさめられたほか、一夜限りの関係を持つ女性が複数いることや、大阪に現地妻がいることなどが暴露され、山本は公式ブログ「山本裕典の猿人全開ブログ」にてファンに向けた謝罪を更新した。「プライベートでの自分への甘えだったり、行動に対する認識の甘さが、こういった形として出てしまったと後悔しています」とし、記事内容を認めたうえで「今後は仕事だけに集中し向き合います」と綴っていた。だがその後、「フライデー記事が出た翌日には六本木で泥酔して女性を口説いていた」「女性にキレて『ブス!』『女は男をうやまえ!』と怒鳴っていた」と夕刊紙に暴かれる始末で、反省の色は見えなかった。そして今年1月にも、山本はフライデーされている。1月9日の夜、ある企業の社長が主催する飲み会に参加した山本は、総勢10人ほどの“アイドルの卵”の女性たちの中から1人の地下アイドルをピックアップしお持ち帰り。こうした女遊びの派手さを、素行不良として事務所は何度も咎めてきたのだろう。
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