女優の釈由美子(35)が、11月19日にボディメイク法や美容術をしたためたDVDつきブック『釈ボディ』(学研パブリッシング)を発表した。確かに豊かな胸元や引き締まっているが細すぎない全身は、年齢不詳の美しさで、彼女のボディメイキングの秘訣を知りたいという女性は少なくないだろう。しかし、同著のリリースに合わせて「フライデー」(講談社)に掲載されたグラビアを拝見すると、こ、これは……。今までも釈には美容整形疑惑がつきまとってきたが、さらに最新バージョンへ進化したという印象だ。
デビュー当初は、「ふんにゃかふんにゃか」というキャッチフレーズをよく口にし、ほわっとした癒し系キャラで、“完璧美女”というよりはどこか隙のある可愛らしさが魅力だった彼女。よく見れば、当時の容姿は楽しんごにも似ている。しかし2006年のある日、唐突に二重の幅が倍ほどに広がり、涙袋が過剰に膨らみ、鼻も大きく高くなった。いきなりこここまで大胆なイメージチェンジを図った理由は一体なんだったのか、ファンは困惑するばかりだっただろう。
釈は4姉妹の次女だが、今年2月に三女が結婚した際、4姉妹そろっての記念写真を撮影しブログにアップしている。それを見ると、釈は姉妹の誰とも顔立ちが似ておらず、ネット上で「顔違いすぎ」と話題になった。昨夏には、「デビュー時にFカップあったバストが、激ヤセでCカップに落ちていたのに、また不自然にサイズアップした」と、豊胸疑惑もささやかれた釈。とはいえ、そうしたウワサは本人の耳にも届いているようで、ブログで「痩せるとどうしても胸から落ちてしまうので、ヌーブラで寄せて上げて更に底上げまでする姑息なテクニックで“あるある詐欺”をしてます」とカミングアウトしている。
00年代後半から、カラコンを入れて黒目がいっそう際立つようになったせいもあるだろうが、目はどんどん丸く大きくアニメキャラクターのようになり、肌はシワとたるみが目立つ日があるかと思えば、別の番組ではピンと張りまくっている……というように、綺麗ではあるものの不安定な美貌で見る者を不審がらせてきた釈。そして最新バージョンでは、もともと細く尖り気味だったアゴがさらにシュッとし、鼻の形状も06年と比較すると別人に(もちろん画像修正によるところも大きいだろうが)。黒髪ショートカットの影響もあって、往年の内田有紀を彷彿させる佇まいだ。
さらに、活動休止を発表したアンジェラ・アキについて語った自身のブログ記事に、アンジェラとのツーショット写真を掲載しているのだが、こちらの写真では“謎のサイボーグ”として話題のグラドル・森下悠里のよう。写真加工アプリで肌色を白く飛ばしているせいでもあるとは理解しつつも、能面あるいは等身大ドールのようにも見えてしまい、不安な気持ちにさせられる。
以前出演したテレビ番組で、ライフワークの古武術に取り組む様子や、タイでキックボクシングに挑戦する様子を見せるなど、肉体づくりには余念がなく、T165・B85W58H84というそのプロポーションは日々の鍛錬の賜物だろう。美容整形の実行にかかわらず、女性なら誰でも日によって肌の調子の良し悪しや体型の変化はあるため、一概に釈を“整形中毒”とは言えないが、今後、40代・50代と年を重ねていくにあたって、女優としては「人形さながらの造形美」よりも年相応の老け方を求められるようになってくるだろう。変幻自在の釈がどのように変わっていくか見守りたい。
(犬咲マコト)