パートナーが「勃たない」「勃ちにくい」ED(勃起不全)であることに悩んでいる女性は非常に多い模様です。EDとは、セックス時に十分な勃起が得られないことや、勃起が維持できない「中折れ」が起きてしまい、満足なセックスが行えない状態とされています。
年齢を重ねるごとに「勃ちが悪くなる」んだろうし、仕方のないことだろうという認識が一般的。中高年の男性でEDになる方は、動脈硬化や男性更年期による男性機能の低下を引き金にEDになる傾向が強いようです。しかし今、20代、30代の男性でもEDの症状を訴える人も少なくないといいます。男性機能の低下ではないというと? どんなことが理由なんでしょうか。
▼韓国でも若い世代にEDが急増。勃たなくなると男は何を失うのか?
性教育の不足が20代のED患者を増やす?
肉体的には問題なく健康な20代、30代の男性でEDを発症する場合は、精神的な原因で起こる「心因性ED」が多いといいます。仕事のストレスのほか、家庭や友人関係、そのほかコンプレックスや金銭面での不安などなど。生きていればたくさんありますよねぇ。ストレス量と男性ホルモンの量は大きく関係していて、ストレスを受けることで性欲・性欲ともに減少してしまうそうです。
もうひとつ、セックスに必要以上の緊張や不安を抱えているケースも勃ちにくいといわれます。緊張して挑んだ結果、勃起しない・射精しない……その状況にまた自信がなくなり「今日こそ勃起するぞ!」と思えば思うほど、自分にプレッシャーをかけてしまっている状態……。負のループに陥っちゃうわけですね。
自分なりのストレス発散法やリフレッシュ方法を見つけることが最善策ではありますが、それ以外にもED改善薬を飲んでみたり、血流を良くするために足の裏のツボを刺激してみたり、精液をたくさんつくるために亜鉛が多く含まれる食品を摂取してみたり……これで解消できれば救われますが、それでも効果がない場合……、もしかしたら彼のオナニーに問題があるのかもしれません。
オナニーのし過ぎ
「オナニーしすぎると、セックスで勃起しづらくなる」という話は聞いたことの方もいるのではないでしょうか。その通り、30代を超えると男性ホルモンの分泌量も低下しはじめてしまうので、オナニーのやり過ぎは精子不足や勃起力不足に繋がります。とはいえ、男性にとってオナニーで男性ホルモンを分泌することも大事なこと。我慢し過ぎもまた男性ホルモンの分泌量が下がってしまうので、オナニーをしなけりゃいいってものではないのです。極端にオナニー頻度が多すぎる方は少し頻度を減らしましょう、ってことです。じゃあちょうどいい頻度はどれくらいかというと、3日に一度。人によると思いますが、3日間ほどオナニーを禁止するだけで持続力も上がり、射精しやすくなるそうです。「そんなに我慢できましぇん!」という男性は、せめてセックス予定の前日は我慢しておいた方が得策です。
勃起してないのに射精するオナニー?
オナニーのし過ぎな上に、これだったらすぐにオナニーの仕方を見直して! というのが、「半勃起状態」で射精をしている方! 「半勃ちで射精なんてできるの?」と思う方もいるでしょう。答えから申しますと、射精できます。ただ、ちんこを強く握り高速で激しく刺激することに対して反射的に起きるものだそうです。
ふにゃチンのまま射精をすることに慣れて、クセがついてしまうと大変です……。いざセックスのとき、挿入時は勃っていてもフニャ~と戻ってしまったり射精することができなくなってしまいます。“射精”にこだわる必要はないと私は思っていますが、こうしたことがカップルのすれ違いにつながる懸念があるのも事実ですよね。
これもひとつの病気ED気味の彼に対して、「私に原因があるのかな?」と自分を責めている女性も多いのですが、女性に原因があることはほとんどないと思います。たまに<彼が勃起しないのはあなたの原因かも>という文句を見かけます。乳首やまんこの黒ずみを解消する商品紹介のため記載されていることが多いのですが、そのような言葉に不安になる前に、彼がオナニーを見直すように話し合うことが先決です。
(大根 蘭)