ビッチなう。と言いつつ、最近全くビッチ活動をしていない私。いまだかつてないこの状況に、性欲の減退を危惧しているロリルミです。
ところで私は、悩めるクジラガールであるとともに生粋のオナニストでもあります。オナニーとの出会いは確か小学校1年生の頃。寝る前にパンツの上からマンコをこしょこしょと触って、「なんかいい感じだな~。これ」と思っていた記憶があります。その後、シャワーをマンコに当てると異常に気持ちいいという世紀の大発見をし、小2の私は毎晩のようにシャワーオナニーをしていました。イクという感覚は、この頃に覚えたものだと思います。
シャワーオナニーでイクことがマイブームで、長風呂を極めていた私。それを心配した父親が、一度「おい、大丈夫か? のぼせたのか?」とお風呂の扉を開けてしまったことがありました。一心不乱にマンコにシャワーを当てる私を見て父親は「……何やってるんだ?」と一言。幼いながらも、オナニーを“多分見つかっちゃいけないもの”と認識していた私は「なんか石けんが洗い流せなくなった」ととっさに言い訳をしました。それを聞いた父親は無言で去っていきました。ああ、今思い出しても顔から火が出るほどに恥ずかしい……。
そんなこんなで、ケアレスミスがありながらもオナニーライフを満喫していた小学生時代の私ですが、小6のある日、死んだおじいちゃんが使っていた部屋から電マを発見しました。
「これはきっと、シャワー以上に気持ちいいに決まってる」
オナニーに関する知識がない私でも、そんなふうに本能的に悟ることができました。その電マはおじいちゃんが大切に使っていたものらしく、コードの所々がガムテープで補正されている年季ものでしたが、私は迷うことなくその電源を入れ、マンコに当てました。年季ものといえども、電マがもたらした快感は想像を遥かに越えたもので、30秒ほどでイッてしまった記憶があります。すごい……、これはすごすぎる!! シャワーオナニーではイクのに時間がかかってしまうようになっていた私にとって、電マは時短・より強い快感・親バレのリスク低下を兼ね備えている神器でした。その日から早速オナニーの方法がシャワーから電マへと切り替わり、寝る前に当時発売されていた中高生向けのエッチな雑誌「エルティーン」(近代映画社)を見ながら電マでイクということがライフスタイルの一部になりました。
基本的にオナニーは自室でこっそりしていましたが、家族が誰もいない時にリビングで解放的なオナニーをすることもありました。それはなかなか乙なもので、私はそれ目当てで積極的に留守番をするように……。そして、梅雨の時期で大雨が降っていたある日のこと。家族が用事で出かけ、家にひとりになったのを見計らい、私は恒例のリビング・オナニーを開始しました。雨音の合間に響く電マの振動音。「エルティーン」のエッチな体験談の投稿ページを見ながら、押し寄せる快感に身を委ねていたその時です。電マから「プチッ」という音がして、それと同時にけたたましい雷鳴が響き渡りました。かなり老朽化した電マの、ガムテープで補正されていた部分から見えた電線から小さな火花が上がるとともに、家中の電気が消えました。近くに雷が落ちたようです。
火花を散らした電マを見て、私は恐怖に陥りました。
「あの時、電マを当てている位置が悪ければ、電線が体に触れて感電したかもしれない……」
「もし、電マで感電死なんかしたら死んでも死にきれない……」
電マ狂いの小学生だった私は、この出来事によって電マオナニーをやめることを決意。その電マを死んだおじいちゃんの部屋にそっと戻すことに……。
そこから時は流れ、約8年後に当時のセフレに電マをプレゼントされた私は、数年ぶりに大親友に会った時のような懐かしさを感じるとともに「やっぱりこれが一番☆」とその魅力を再確認し、電マとの付き合いが復活しました。しかし、電マから放たれたあの火花がトラウマになっている現在の私は、使用中に少しでも異音を感知したらすぐに電マを新調することをモットーにしています。
私はボロボロな電マの状態を無視し、快楽を優先したことによって感電の恐怖と隣り合わせになりました。男性でも電マでも、セーフティーな付き合い方をするために、何か異常を感じた場合はその後の対応を考えることが必要ではないでしょうか。かといって、男性のマイナス面をちょっとでも見たら切り捨てろというわけでは決してないのですが……。少しの異常が、その後大問題に発展する可能性も、なきにしもあらずなのです。
■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。