フリーカメラマンで都内在住のリュウコさん(45)。お気に入りの飲食店で同じく常連客だった男性と意気投合し、1年半の交際を経て結婚11年目。交際開始からずっと2日に1回のペースで行っていた夜の営みは、結婚生活3年目からピタっとなくなり、現在に至るまで9年間セックスレス。はっきり覚えていると言うセックスレスになったキッカケとは? 「変わらない」という夫への気持ちと、口説き落とした年下の不倫相手との恋愛で揺れ動く気持ちを伺いました。
――家族構成を教えていただけますか。
「33歳から1年半交際しました。『同棲しようか』の話の流れで『だったら、籍入れちゃうか』と結婚しました。主人は7歳年下だから、結婚当初は26歳。結婚してから11年目なので、私は45歳、主人は38歳。子供はいません」
――おふたりのお仕事は?
「私はフリーランスのカメラマン。主人はベンチャー企業の経営者です」
――フリーランスと経営者、おふたりとも生活時間が不規則なのでは?
「その日その時の仕事内容によって違います。1週間ずっと自宅のパソコンで作業してる時もあるし、撮影のために地方に出掛けていて数日間、家を空けることもあります。主人は、就業時間は10時間くらいかな。週に1日は休暇がありますが、ふたりの休日が重なるのは月に1日くらい。
ふたりとも美味しいお店を見つけるのは好きだから、休日が重なったときは、興味あったお店に食べに出掛かけたりします。ひとりの時は、録画予約してたドラマを観たり、近所の顔見知りの店に飲みにいったり。ふらっと日帰りで旅行に行ったりしています」
――お付き合いしている時から、デートの日程を合わせるのは大変だったのでは?
「デートは近所だったから私が彼のところにしょっちゅう行ってましたけど、旅行は付き合ってる1年半で2回、国内で行ったくらい。彼は会社をスタートさせたばかりだったからお金もないし『旅行なんてあり得ない』っていう感じだったけど、私が一緒に行きたかったから2回の旅行は私が手配して、プレゼント的な感じでした。甘やかしましたね(笑)」
――ご主人は、「甘やかされてる」と感じていたんでしょうか。
「引け目や負担は感じてほしくなかったから、『私が出すから』とも言いたくなくて……あんまり覚えてないけど『行きたいから、ついてきて』みたいな感じに言ってたのかなぁ。でも彼もこっそり甘えてたんだと思う。時間が経って彼の会社が軌道に乗ってからは、彼が私の分も負担してくれるようになったのですが、『あの時のことを覚えていて、返してくれてるのかな』って」
――現在、家計管理はどうされていますか?
「賃貸マンションですが、結婚当初から家賃の3分の1を彼に貰ってます。っていうのも、私は自宅作業もするし荷物はほとんど私のもの。主人はほとんど荷物を持たない人だったから。そのほかの公共料金などは、私が支払ってるかな。それはある人が出せばいいと思っています」
――家事分担の振り分けは?
「特に決まりはないし、主人が率先して家事をすることはないけど、掃除やゴミ捨てはお願いしたらやるっていう感じです。でも、主人は料理が得意なので、ふたりの休日が重なるときは、作ってくれることも多いですね」