ここのところ、アイドルにお金を使い果たすし、彼氏とも別れてずっとセックスもしてないし、イライラするキュウ~~~~!!!!
イライラした時は朝井リョウをディスるキュウ! 『桐島、部活やめるってよ』で一度、叩いたけど、再度叩きたくなってきて『何者』を読みはじめたキュウ!
Ride onキュウ!
あ~、やっぱりクソつまらないキュウ! こんなのが直木賞をとっているとか信じたくないキュウ! スーパーゆるふわほっこり能天気な大学生のリア充就活読んで時間を無駄にしてしまったキュウ! でもこうやって原稿を書いて、その無駄な時間をお金に変えてやるキュウ!
就活……。あたしには辛い思い出しかないキュウ。親に行きたい大学に行かせてもらえず、やけくそで全く行きたくない三流大学に行ったキュウ。就活もしたけど、どこにも受からず就職浪人したキュウ……。
『何者』は大学生たちの就活の話って紹介されているけど、全然違うキュウ! 登場人物は就活しながら恋愛したり、お友達の家で楽しく就活の情報交換をしたりしてるキュウ! 恋愛とか友情とか育んでいる暇があるならもっと真面目に就活しろキュウ!
しょっぱなから笑ったのがこの一文キュウ。
「…それなら、このチケットで今までの人生になかったものにライドしてみるのもいいかもしれない」(27ページ9行目より抜粋)
キュキュキュキュキュキュウ~~~~~!!!!!! ビートルズのTicket To Rideから着想を得ましたかキュウ? うまい文章書けたと思ったキュウ? あと、登場人物の話し言葉の後に「♪」がつくのうざいキュウ! ラノベかキュウ? 直木賞作家の浅井リョウ先生。あ、間違えたキュウ。朝井リョウだったキュウ~。ごめんなさいキュウ~。
朝井リョウの小説は、文章が軽いだけじゃなく、登場人物の背負っている不幸が薄っぺらいのがイラつくんだキュウ。 『何者』では瑞月というヒロインの子が作品の中で唯一重い背景を背負っている設定なのだけれど、その不幸がしQから見れば軽すぎキュウ!
瑞月の台詞に「お母さんね、心が少し弱いの」とあったキュウ。うつ病のあたしは興味津々で読み進めたキュウ! 人生のどん底にかけては自信があるキュウ! こちらとら自殺未遂は最低でも5回、精神病院には3回入院しているキュウ~。閉鎖病棟に入院した時は2週間もお外に出られなかったキュウ~。
瑞月の母親が精神的にまいった理由は、「夫が女性とデートしていた」それだけキュウ。別にラブホテルから出てきたというわけでもなく、ただ一緒にいただけキュウ。しかも、それでキレた母親が夫を責めたら、ちゃんと謝ってたキュウ。父親優しいキュウ。
なあ、それだけかキュウ。つまんないキュウ。あたしの人生のほうがよっぽど面白いキュウ! ちょっと語らせろキュウ!
あたしは子供の頃、父親が家に金を入れないから洋服を三着しか持っていなかったキュウ。学校の教材も買えなかったキュウ。あたしは小学生の頃から母親の内職を手伝っていたキュウ。自分の家の経済状況を良くしてくれるわけでもない政治家のPRチラシを折っていたキュウ(でもその内職は結構いいお金になって、一枚折ると一円キュウ! 内職のわりには結構高い額キュウ!)。
そんな家族をほったらかして、稼ぎ頭のはずの父親はフィリピンパブに入り浸り、あらゆるところで浮気をしまくり、HIVが日本で初めて騒がれた時には真っ先に公的機関に検査に行ったキュウ。父親が死んだ後に腹違いの兄弟が出てくるんじゃないかと今でも不安キュウ。でも、腹違いの兄弟がイケメンで優しかったら恋に落ちちゃうキュウ~。韓流ドラマみたいキュウ!
はっ、『何者』disに戻るキュウ。この唯一不幸な瑞月は、父親の元から飛び出してきた母親と同居しているキュウ。その母親を養うために、外資系狙いだった彼女が(妥協して)入社した先は国内の大手企業で一見スゴいけど、実際は残念なことにブラックで評判なエリア職なんだキュウ……。
なあ、おかしくないかキュウ? 実はあたしも過去に勤めていた会社がブラックだったキュウ。今思えば、ブラック企業で働くよりアルバイトのほうがよっぽど儲かるし、労働条件もマシキュウ! そんなことくらい、いくら留学帰りの瑞月だってわかるし、周りの“お友達”は教えてやれキュウ!! 仲良しこよしの友達連中がたくさんいて、誰も大事なことを相談し合えないし教えてやらないっておかしいキュウ。
イノシシの話を書けキュウ!
はぁ~最後まで読んだけど、疲れたキュウ。ラストのどんでん返しが凄いってネットの評判をみて期待していたけど、どこがどんでん返しキュウ? 全然たいしたことないキュウ! Twitterの裏垢で人の悪口言ってる奴なんかごまんといるキュウ! それをさも「俺って平成生まれでインターネットネイティブでSNSのことよく知ってるんだぜ」ってドヤ顔している朝井リョウが目に浮かぶキュウ! っていうかこんな面と向かって嫌な感情をぶつけ合えるなら、ブラック内定女子にも本音言ってやれキュウ!
『何者』の大学生たちはタバコを吸っていて喫煙シーンも多かったキュウ。そんな朝井リョウの新刊『世界地図の下書き』は、スタジオジブリのアニメーターに表紙イラストを描いてもらっているキュウ。いいか、『何者』が映画化される時は絶対に喫煙シーンを入れろキュウ。宮崎駿先生の『風立ちぬ』は禁煙学会からクレームをつけられてしまったキュウ。ぜひ禁煙学会は朝井リョウにクレームを入れて下さいキュウ!
もうひとつ文句があるキュウ。朝井リョウは『桐島~』の映画公開の時、PRに協力しなかったキュウ。Twitterではあんなにはしゃいでいたくせに。お前の本業はどっちなんだキュウ! 作家なら自分の作品の映画のPRに協力しろキュウ! 誰のお陰で有名になれたと思っているんだキュウ! だいたい、大人の事情を守れる奴の作品なんて面白くないキュウ。
それにしても、エゴサしてるわりに、朝井リョウがあたしのツイートに全然リプライよこさないキュウ。朝井リョウ先生、連絡待ってるキュウ。あたし、朝井リョウ先生と永山則夫の『無知の涙』について語りたいキュウ~。直木賞作家で早大卒の朝井リョウ先生ならご存知のはずですキュウよね? 永山則夫は戦後に無差別連続殺人を犯して死刑が確実と言われていたのに、そのあまりの家庭環境の劣悪さから捕まったとき成人していたのに文字も書けない状態だったキュウ。そして、獄中で勉強をして本を読み、小説を書いて賞を取ってそのお金を遺族に送金していたという殺人犯キュウ。永山則夫のお陰で日本の戦後の法律が変わったキュウ。
どうでもいいけど、朝井リョウは就活の話よりも、イノシシがでて模試が延期になった話のほうが面白いからその話を書いて欲しいキュウ~。
■子宮のゆるキャラ(妖精)しQちゃん /アイドルに貢ぐために週5+日払いバイトで馬車馬のように働いているキュウ。生理前は情緒不安定になるけれど、今日も元気に頑張りまシュッサン☆ Twitterアカウント【@sheQchang】
(しQちゃんバナーイラスト おおざわともこ http://ohzawa.blog.fc2.com/ )