現在、地上波で放送中のドラマ『MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜』(TBS系)。ドラマとしての完成度の高さもさることながら、主演の西島秀俊(43)が鍛え上げられた肉体美を惜しげもなくさらす脱ぎっぷりの良さでも話題となっている。その話題ドラマの打ち上げが、5月19日の夕方、都内のレストランで行われた。
女性キャストの少ないこのドラマの中で、ヒロインとして抜群の存在感を放っているのが真木よう子(31)だ。お得意のアクションもたっぷりと披露している。打ち上げの席にもベージュのトレンチコートをさらりと着こなして、主演女優の貫録を見せつけながら颯爽と登場したという。
そして真木から少し遅れて登場したのは……蒼井優(28)。ドラマを見ている人の中には「え? 蒼井優? 出てないけど?」と思った人も多いかもしれない。実はこのドラマ、TBSとWOWOWとの共同制作で、シーズン1をTBS系列局で、シーズン2はWOWOWで放送するという、一昨年に西島主演で放送したスペシャルドラマ『ダブルフェイス』と同じパターンなのである。蒼井は『MOZU』のシーズン2、つまりWOWOWでの放送分から登場する予定だ。
さて、その蒼井だが、女優オーラをまき散らす真木とは対照的に、赤いニット帽にグレーのTシャツ姿、ロングスカートというカジュアルスタイル。しかも、彼女はすっぴんだったというから驚きだ。アラサーにして、約300人もの参加者が詰めかけ大盛況だったという打ち上げ会場にすっぴんで現れるとは……これも自然体路線で売る蒼井ならではのアピール方法なのだろうか。
真木はひとりでお酒を飲み、簡単に人が話しかけにくい空気を漂わせていたと、打ち上げ出席者が証言している。対照的に蒼井は、西島の妻役を演じた石田ゆり子(44)と共に終始、西島のそばで会話を楽しんでいる様子だったという。シーズン1に出演していない蒼井がチヤホヤされるのが我慢できなかったのか(真木はシーズン1・2とも通して出演)、真木は打ち上げ開始から約1時間後、追いかけるマネージャーを残して、ひとりタクシーで帰ってしまったのだそうだ。会場内でなにか女優のプライドが傷つけられる事件でも起きてしまったのだろうか……。
お茶の間の主婦が大喜びしているという西島の肉体美、さらに目を覆いたくなるほど残虐なシーンの数々が話題の『MOZU』だが、加えてやたらと喫煙シーンが多いということも話題になっている。特に西島と香川照之(48)が登場するシーンの半分以上は喫煙していると言ってもいいぐらいで、派手な立ち回りを終えて血まみれ状態なのにタバコを吸うシーンなどギャグかと思うほどだ。しかし、実際の西島は数年前に完全禁煙に成功したそうで、この日の打ち上げでもまったく吸う様子は見られなかったという。同じく香川も非・喫煙者。主演2人にとってこのドラマで大変だったのは、案外アクションシーンでなく膨大な喫煙シーンのほうだったのかもしれない。
西島と違って、実はヘビースモーカーなのが真木だ。今回の打ち上げ時にも、かなりヘビーにタバコを吸っている様子が目撃されている。ヘビースモーカーといえば、蒼井も「1日にタバコ2箱、吸わずに我慢できるのはきっちり1時間だけ」とかつて関係者からの暴露話あった。真木と蒼井。打ち上げ時にどんな女のバトルがあったのかはわからないが、どうやら愛煙家同士というぐらいでは話が合うことはなかった様子だ。
『MOZU』シーズン2は6月22日からスタートする。真木と蒼井の火花を想像しながら、ドラマを楽しむというのも面白いのかもしれない。
(エリザベス松本)