4. 自分の生活を管理できる
お酒を飲んでいたときは生活がメチャクチャだったけれど、それはそれで便利だった、と彼女は綴っています。なぜなら、なにか悪いことが起きたときでもお酒がすべて解決してくれたから。でも、今はそうじゃない。むしろ、悲しいときは悲しいし、ツラいときはツラい。けれども、そうした負の感情をコントロールできるようになった自分に喜びを感じているようです。
5. 自分は愛に値する人間だ
長いこと「ロマンティックな関係」を作るのをサボっていた彼女。なぜかと言えば、飲んで、テキトーな人とセックスして……という日々が続いていたから。酒を止めてようやく自分にも普通の恋愛や愛されることができる、と理解したんだそうです(身体だけの関係は、身体だけの関係でしかないよ! と)。今はちゃんとした彼氏がいて、幸せです~、と書いている彼女ですが、このあたりビッチ情報が日々公開されている【messy】読者の方々も見習うべきポイントかも……。
6. 有害な人たちは有害な習慣のようなもの
お酒やドラッグから離れたいのであれば、そういう友達とは縁を切りなさい、と。これは悪習を止めたいと思っている人すべてに有効なアドバイスでしょう。自分が断酒してる、と知っていても「良いじゃん、飲んじゃえよ~」とすすめてくる人がなかにはいます。そういうときに自分の本当の友達が見つけられる、と彼女は振り返っています。本当の友達なら自分が飲んでいなくても無条件で自分を好きでいてくれる、という気付きがあったみたい。
7. 自分は完璧じゃないけど、それでOK
お酒で感覚を麻痺させて悪いことをやりすごせなくなったけれども、自分をコントロールして「悪いことが起きないような選択」を日々行うことで、前向きに生活できるようになったそうです。確かに、毎回お酒で悪いことを水に流していたら、学習ができないですよね……。
以上の内容から、断酒によって彼女の意識がぐんぐん高まっていった感じが伝わってきますが、ストレスが溜まると(いけないと知りつつ)つい◯◯してしまう、といったクセをお持ちの方は、「◯◯なしで、自分をコントロールすることで生まれる自己肯定感」を見習っても良いかもしれません。
お酒に頼っていない自分、煙草に頼っていない自分、リストカットに頼っていない自分……そうした自分をまず認識したときに生まれる一歩前進している感覚は、悪癖から脱出する有効な手がかりでしょう。元からお酒も煙草もリストカットもしない人には「それぐらいで前進した気持ちになるなよ」という話かもしれませんけれど、当人にとっては、前進していることは間違いないんですから、肯定しても良いと思うんです。
■カエターノ・武野・コインブラ /80年代生まれ。福島県出身。日本のインターネット黎明期より日記サイト・ブログを運営し、とくに有名になることなく、現職(営業系)。本業では、自社商品の販売促進や販売データ分析に従事している。
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