ケンカを売る気満々だった永子さん
先週、3回にわたって公開された「はあちゅう×林永子【炎上対談】」(前編、中編、後編)。『恋愛炎上主義』(ポプラ社)で話題の人気ブロガーはあちゅうさんと、messyの人気連載「ナガコナーバス人間観察」でおなじみの林永子さんが、結婚観や恋愛観をめぐってガールズトークを繰り広げました。
どう見てもこの二人、結婚観を始め、あらゆる考え方が見事に真逆な“水と油”同士。結婚願望が強いはあちゅうさんと、結婚願望が一切ない永子さん。双方を知る人なら、「この二人が一体何を話すんだろう……」と疑問にすら感じたのではないかと思います。
かく言う私もそのひとりでした。永子さんの連載を読んでいて、毎回その圧倒的な熱量に魅了されています。好きなものは好きで、嫌いなものは嫌い。卑怯なやつは徹底的に叩き、がんばってるやつはとことん応援する。そんな、サバサバしつつも情に厚いパーソナリティを、永子さんのコラムから勝手に感じ取っていました。
そんな折にmessy編集長からいただいた、今回のお話。
編集長「清田さん、はあちゅうさんってご存じですよね? 永子さんと彼女の対談をセッティングしたいと思っているのですが、そこで審判のような役割をやっていただけないかなと」
はあちゅうさんとは、以前一度だけお会いしたことがある間柄。本も連載も読んでるし、Twitterもフォローしています。も、もちろん知ってますが……永子さんと対談? 何を話すの? その審判役? 対談に審判っているっけ? 編集長は不敵な笑みを浮かべています。もう、イヤな予感しかしません。
そんなこんなでトントン拍子に話が進んでしまい、いつの間にか対談の実現も決定。そして事前に送られてきたレジュメを見て、私は恐ろしい現場に立ち会わされることを知ったのです。
こんなことバラしたら怒られるかもしれませんが、もうね、永子さん、ケンカ売る気満々なんですよ。はあちゅうさんの書籍やコラムを徹底的に読み込み、そこで抱いた疑問や違和感がビッシリ書き込まれた対談レジュメ(永子さんのコラムにも、このあたりの心境が詳しくつづられています)。それを見て、私は心底震え上がりました。はあちゅうさんも、これを見てよく対談を引き受けようと思ったな……。
そして当日。梅雨の6月でも最大級に激しかったゲリラ豪雨が降り注ぎ、近くに雷がバンバン落ちまくるという状況の中、永子さんとはあちゅうさんがついに対面。永子さんは挨拶するや否や、「ふふふ、今日の対決にピッタリの天気ですね」とはあちゅうさんに語りかけています。今「対決」って言わなかった? 「対談」じゃなかったっけ? それを見た編集長も、「清田さん、もしも対談がヤバい空気になったら仲裁お願いしますね……」と耳元でささやいております。今日って何の集まり!? この雷雨との絶妙なマッチングは一体何なの!?