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ある朝、突然オンナの身体になったオトコの物語。自分だったらどうする?

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男、男、女、女……。Photo by Mary Anne Enriquez from Flickr

 朝、起きたら男が女になっていた! トイレに行ったら〈あるべきもの〉がなくて用を足せず、驚いて鏡の前で全裸になったら、まず豊満なオッパイが目に入る。しかも引きこもりのニート男だったのに、そこに映っているのは街を歩いただけでたくさんの人に振り返られそうな美女。心は男のままだたけど、女性として生活をはじめて以来、意識までだんだん女性化していって……。

 ハイ、これ映画の話です。女性ながら300本以上のピンク映画を撮りつづけ、いまだ記録更新中の浜野佐知監督による最新作『ボディ・トラブル』を鑑賞してまいりました。古い映画で、『転校生』というのを見たことがあります。こちらは男女が入れ替わってしまうという設定で、しかも中学3年生という多感なお年ごろ。思春期まっただなかで、男女とも身体がめきめき変わっていく時期ならではの戸惑いや、甘酸っぱさが満載の青春ムービーでした。

 『ボディ・トラブル』で女体化するのは成人男性ですが、それはそれで厄介事が続出します。なにしろ、きれいなオネエサンなんです。ちょっとコンビニ行っただけで、痴漢にオッパイをつかまれたり、ストーカーに家まで跡をつけられたり……コワイですよねぇ、ほんと。でも程度の差はあれ、似たような経験は女性なら誰しも経験していますよね。この主人公もそれにハッと気づき、〈男〉という性に疑問を感じるようになります。ちょっと前まで自分も当たり前のように男として生きていたのに……。

 話は変わりますが、飲み会などでありがちな、「男になったら/女になったら何したい?」という話題がありますよね。セクシャルなことを考える人が多いがゆえに定番のネタとなっているわけですが、ご多分に漏れず私の回答も、①自分とセックスしてみたい ②TENGAを使ってみたい です。

自分が男になったら

 ②は、TENGAに限らなくてもいいのですが、オナホールの感触を味わってみたい! アダルトグッズについてメーカーやショップからお話を聞く機会が多いのですが、オナホについては作り手のアツイ情熱をいくら伺っても、自分で実感することは不可能なので、とても歯がゆいのです。世界に誇る日本のワザが、これでもかとつぎ込まれているアイテムでもあるので、下世話な好奇心が止まりません。

 一方、①の自分とセックスしてみたい……ですが、なんというか、自分の身体って男性にとってはどうなのかな~って気になるんですよね。膣圧がどうとか、中の感触とかっていうよりは、抱き心地だったり、そもそも女体としてどうなのかだったり、総合点が気になります。私はそれほど自意識が強いほうではないと思いますし、それが気になってセックスに集中できないということはありませんが、やはり単純な好奇心を刺激されます。

 そして、『ボディ・トラブル』には、私のそんな他愛ない思いつきとリンクするシーンがあったのです。ちょっとネタバレになりますが、女性化した主人公が、元の男性の自分とまぐわっているーー男性としての意識を残している彼が、女性化した自分の肉体そのものに興奮しているのだろうと思わせるシーンでした。ちなみに彼は童貞だったので、女性器にも興味津々。鏡に映して「こんなふうになっているんだ!」と感心するエピソードもありました。

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

@_momoco_

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