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フェミニズム批判から「女性が輝く日本」を考える

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Photo by Radha Madhava from Flickr

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 1年強に渡って連載してきました「恋愛コンサル男子」ですが、今回からリニューアルしまして21世紀の女性たちと俺」というタイトルでお送りしてまいります。リニューアルの意図は、ここ最近、コンサルらしいことを一切書いてなかったことにありますが、「女性向けメディアへのツッコミ」をするのもあまり面白くないのでは……という危惧もあったからです。今後は、もう少し広く女性に関わるさまざまな事柄を取り扱っていく所存にございます。

 さて、安倍内閣が「女性が輝く日本へ」というスローガンを掲げてさまざまな政策を打ち出しているのはみなさまご存知でしょう。これについては首相官邸のホームページに、具体的にどういった将来を目指しているのか記載されております。「待機児童の解消」、「職場復帰・再就職の支援」、「女性役員・管理職の増加」という3つの具体策を、女性の方々はどんな風に見ていらっしゃるでしょうか? 「女性が働きやすいようになるのは嬉しい!」、「女性も男性と同じく評価されるようになるんだ!」と好意的に捉える方もいらっしゃるかもしれません。その一方で「『女性が輝く日本』ってただ単に『女性が働く日本』なの?」とモヤモヤしている方もいらっしゃるでしょう(『輝く』と『働く』で韻を踏んでいるけれど、それはどうでも良い)。

 しかし、どうして今になって「女性の社会進出」が注目を浴びる政策となっているのか。埼玉県では2012年から「ウーマノミクス課」という「女性の活躍による経済活性化」を支援するセクションが存在しています。ウーマノミクス課のホームページには「働き手の減少が経済停滞の要因」なので、女性に働いてもらうことによって、経済を活性化させよう、という狙いが堂々と書いてありますが「女性が輝く日本へ」と謳う安倍内閣の狙いもこれとまったく同じです。こうした政策を、女性は単に経済に貢献するための労働力と考えられ、「輝き」とか言っても、上っ面を良くしているだけだ、という批判もすでにあります。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra

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