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おにぎりと能年玲奈

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『別冊FLIX (FLIX2014年9月号増刊)』ビジネス社

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 台風11号の影響で、二日遅れで開会した夏の甲子園。春の優勝校を破って第一試合を突破した埼玉代表・春日部共栄の「女子マネおにぎり問題」が波紋を呼んでいる。

 甲子園出場校のマネージャーや応援スタンドでいかに可愛いルックスの女子高生を探すかは、夏の風物詩のようなものとなっているが、同校の女子マネージャーである三宅麻未さん(3年・愛称まみタス)が「すこぶる可愛い!」と話題だ。それだけなら通常運行だが、彼女がたった一人のマネージャーとして選手を懸命にサポートし、「2年間でおにぎりを2万個握った」こと。それを練習中に5個ずつ食べた選手たちが着実に体格を向上させたことが勝因につながったこと。さらに三宅さんが「おにぎり作りに集中するため」に、最難関大学を目指す選抜クラスから普通進学コースに転籍していたこと。これらがまとめて「献身的な女子マネの頑張り」と受け止められ、スポーツ紙で絶賛されてネット上でも拡散された。

 しかし当然、そんな賛美を「気持ち悪い」と断罪し反発する声も噴き上っている。

 まず、「女子マネのおにぎり」を青春の象徴とするオジさん方の憧憬が気持ち悪い。高校野球のために人生を棒に振る女子マネを「美談」にするのが気持ち悪い。たとえ本人が握りたがっても「他にやることたくさんあるだろう」と周囲が止めるべき。おにぎりをせっせと手作りするために進学先のレベルを下げるのは自己犠牲であり愚かだ……おまけに衛生管理の面で危険(食中毒等)、などなど。マネージャーはあくまでスポーツ上の「マネジメント係」であって、お母さん役ではないのに、おおらかな母のような役割を押し付けられがちだ、と、どのスポーツ界隈にも蔓延っているであろうマザコン問題にまで斬り込みたくもなる。

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ヒポポ照子

東京で働くお母さんのひとり。大きなカバを見るのが好きです。

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