こうした「怖い女」のイメージがある一方で、小川は6月に発覚した夫・浜田の三年にわたる不倫を赦した「妻の鑑」という見方も一部でされている。浜田はグラビアアイドル(といっても目立った仕事はあまりないタレントだった)の吉川麻衣子(29)と三年前から交際。小川の住む自宅にはほとんど帰らず、吉川に買い与えたマンションに入り浸る別居生活を送っていたという。となると、浜田もそれまでの浮気とは違い、離婚覚悟での愛人関係を継続していたとも考えられるが、「フライデー」(講談社)の報道後に不倫は即精算。小川は同誌の直撃への対応やブログでのコメントが「芸人の嫁として満点」と賞賛された。
「私たち家族にとってはたいしたことじゃない」とあえて深刻ぶらずに夫婦関係の継続に前向きな意欲を見せることで、小川は離婚危機を乗り切り、浜田はマスコミ向けに謝罪ファクスを送る羽目になり、愛人だった吉川は芸能界を引退し雲隠れせざるを得なくなった。
「実は『フライデー』に不倫同棲の写真記事が掲載されてすぐ、小川さんが吉川さんのところへ乗り込んで土下座させていたと。でも慰謝料を請求せずに謝罪とその後の接近禁止で良しとしたのは、どうしても離婚は認めたくなかったからというのと、たとえ損害賠償が認められたとしても彼女に支払い能力はないわけで、浜ちゃんが払うことになってしまうからのようですね」(週刊誌記者)
土下座や芸能界追放によって小川の溜飲が下がったのかどうかわからないが、少なくとも相応の制裁は下したようだ。もっとも、平然を装っていても内心では腑が煮えくり返っていて当然。3年もの間ほぼ別居状態で、若い愛人のもとへ通い詰めていた浜田に対する「聖母の制裁」は始まったばかりなのかもしれない。
(清水美早紀)
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