柴咲は、人気の高かったドラマ『ガリレオ』の第2シーズンでヒロインの座を降板し、本人は女優業よりも歌手活動に注力したがっているとの話が業界内で広まっていたが、その存在感はいまも抜群。ハリウッド映画『47RONIN』は興行収入がふるわず、2013年秋クールの出演ドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)も視聴率不振で評判も芳しくなかったものの、女優としての格と類まれなる美貌は維持し続けている。彼女の出演していた「ハーゲンダッツ」CMのキャラクターが水原希子に変更された時も、「柴咲コウの方がいい!」という声がネット上で噴き上がったほどだ。
そんな彼女の影響力が垣間見える場面がつい最近もうひとつあった。“元カレ”妻夫木聡が現在交際中である女優・マイコの、新作映画完成報告会見への出席とりやめ事件だ。
その映画は23日公開予定のホラー作品『喰女-クイメ-』。市川海老蔵と柴咲が主演で、マイコは5番手だ。しかし妻夫木との交際報道を受けてマイコは12日に行われた同会見の出席をキャンセル。「あくまでの映画の会見のため、監督、キャスト、本映画関係者の皆さまにご迷惑をかけないようにしたい」というマイコ側の意向だったというが、真相は「元カノ・柴咲と同席する場で、妻夫木に関する質問が飛ぶことは必至。芸能界の力関係を鑑みればマイコ側が無難に避けたいと考えるのは当然の発想です」(映画関係者)ということだ。しかも柴咲と妻夫木は、柴咲の浮気が原因で破局したために今でも円満な関係とは言えないため、「マイコが出席すれば妻夫木の話題が出ることは避けられないうえ、過去の交際についての質問が柴咲側に飛ぶ可能性が高いため柴咲の方からNGが出たとも言われています」(前同)。
20代の頃とは違い、ここ数年はオフも多くゆとりある生活をし、陶芸などの趣味を増やしているという柴咲。大ヒット作に貢献したり目立つ作品に出続けなくとも第一線の存在感を保ち、芸能界で強い影響力を持ち続けていけるのはさすがである。
(清水美早紀)
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