ところが「十中八九、お母様は、トピ主さんのいない時に奥様の悪口を娘さんたちの前で言っていますね」「あなたも、もう少し親離れしたら?」「もしかして、貴方のお母様、奥様をいじめているんじゃないですか? それに娘さんたちが気がついたとか?」と、実は原因がトピ主母にあるのではないかという指摘が相次ぐ。トピ主は一発目のレスで、お馴染みのセリフ「僕への批判ばかりで驚いています」をキメるが、その後、娘たちに真意を問いただし、どんどん意気消沈していくのである。
娘たちを問い詰めた結果、コメントに寄せられていた通り、トピ主の母は“嫁いびり”をしていたことが発覚。それだけではなく「次女より長女のほうがかわいい」と長女にのたまうなど、やりたい放題。トピ主は実母の蛮行にショックを受けつつ、妻にも“嫁いびり”について聞くと、案の定。「私の実家へ行くたびに嫌味を言われたり自分だけご飯がなかったりしたようです」「特に、『女しか産めないなんて最悪な嫁だ』『どうせなら次女も息子(私)そっくりに産めばよかったのに』という言葉が許せないようです」と、とんでもない姑だったことが明らかになっていく……という展開だ。
結局その後どうなったかトピ主からは書き込まれないまま投稿受付が終了。批判を浴びたトピ主がトピをフェードアウトさせるのも定番で、中には何もレスをせずにトンズラこくトピ主もいる。閲覧者による怒りのコメントだけで埋め尽くされた、焼け野原のようなトピを眺めるのもまた味わい深い。家庭を持つ女性であれば、夫や義実家について少なからずモヤモヤを抱えているだろうから、非常識な夫がフルボッコにされている様子は見ていて溜飲が下がる。
結婚というのはそれぞれ違う常識の中で過ごしてきた男女が共同生活を送るのだから、衝突も当然あるが、往々にして妻側が夫側の常識を押し付けられているなぁと感じる次第である。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。