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からだを整える…つもりが謎だらけの施術を受けた代替医療「オステオパシー」体験談

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Photo by yogafoot from Flickr

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 女性向けのファッション誌・ライフスタイル誌と、男性向けのそれとを比べると、前者の方がはるかに複雑です。後者は乱暴に言ってしまえば「どういう衣装/生き方/女の子との遊び方 etc… がカッコ良いのか」をひたすら紹介するだけで、それは物欲の刺激剤であり、消費を促すものです。一方で前者には、後者の消費促進成分だけではなく、逆の効果をもつ成分も含まれています。

 たとえば、素敵なレストラン、美味しいスウィーツが紹介される一方で、新しいダイエット・メソッドや手軽にできるエクササイズなどが併置されるように、女性誌には「カロリー摂取」と「カロリー消費」が同居します。あるいは、新しいタイプの男性(草食系男子以降さまざまな男子像が提唱されていますが、草食系以上に定着したものがありません。菩薩男子とかなんか色々ありましたよね?)を落とす方法と、女同士の付き合いにおける悩み相談情報がどちらも掲載されている。“外向き”の情報と“内向き”の情報がこうして矛盾せずに同居する現象は、男性向け雑誌には見受けられません。

 こうした女性向け情報誌の傾向は「消費と同時に、癒しを提供している」と言いかえても良いでしょう。もちろん、男性が疲れていないわけでも、癒しを求めていないわけでもないのですが、男性が「最近、こういうマッサージに行ってきてさ……」などと話しているものすごく年寄りじみた印象を与えるのに対して、女性が「最近行ったマッサージがね……」と話しているとむしろアクティヴな雰囲気になるのが不思議です。実際は、ほぼ全裸状態になってヨモギかなにかの薬草成分たっぷりなクリームを塗りたくられているだけだったりするのに……。

 とはいえ、女性に癒し情報を提供すると実際に喜ばれることが多くあります。ね、好きですよね!……というわけで前置きが長くなりましたけれども、今回は女性に喜ばれる癒し情報をひとつご提供したいと思います。女性誌分析じゃないんかい! そうです、違うんです。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra

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