ちなみに、女性の5人に1人は経験すると言われる「カンシダ」は性感染症ではありません。症状としては、膣周辺に激しいかゆみを感じたり、おりものが白く濁ったヨーグルトやチーズのように変化します。セックスによって感染することもありますが、抗生物質を飲んだり、疲れやストレスから発症することもあります。
性病に感染したことのある人は、「今は治ったから大丈夫!」と思っている人がとても多いと思います。
しかしながら、性病が「不妊」に繋がってしまうのをご存知でしょうか?
性病によって、女性の体に炎症などの異常が起きていると妊娠しづらくなってしまうのです。
子供を授かったとしても、生まれてくる子供にも感染してしまう可能性があります。
性病の病原菌が母子感染してしまうと、免疫力の弱い赤ちゃんは、肺炎や失明、そして最悪の場合、亡くなってしまうこともあるのです。
性病に感染した経験があり、妊娠しづらい方は、検査してみることをオススメします。命に関わるHIVに関しては、特に検診を受けてみてください。
「遊び人じゃないから自分には関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、
セックスをしたことがある人全員に病気の可能性はあると思います。
私も友達に勧められて検診に行ってみたところ、症状は何もなかったのに、手術の一歩手前まで子宮頸癌の細胞が育っていたことがあります。
自分では気付きにくい性感染症。
早期発見・早期治療をすることで、体のダメージは軽減できます。
「性病うつされちゃった~」は笑いごとではありません。
「ワンナイトだったあいつのせいで、妊娠できないわ(泣)」という結果になる前に、
自分の身は自分でしっかり守りましょう。
■谷川明日香/ 芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。公式ブログ、Twitterアカウント(@t_asuka)、Lagrangeオールインワンメンズケア
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