アゲまんになったわたしのまんこ
3日間ほど血が止まるまで生理用ナプキンをあてがい、お風呂はシャワーのみ、激しい運動もセックスも傷がおさまる1カ月先まで禁止でした。まんこの回復は結構早く、痛いのは最初の3日間くらいで、あとは普通にすごせました。抜糸をしてから自分のまんこをはじめて見たときは、大満足。もうあの醜いビラビラはあとかたもないのです。
そんな誰も見ないところを整形して意味があるの? とよく人から言われます。たしかに、セックスでもしなければ他人に見られません。だけど、自分が嫌だった部分がきれいになった、たったそれだけで、今までになかった自信がわいてくるから不思議です。
それまではクンニをされるのが嫌だったわたしでしたが、堂々と股を広げられるようになりました。あげまんと言う言葉がありますが、まんこの整形によって、わたし自身がアガるアゲまんになれたのです。
なんならまんこのお披露目会をしよう、これもネタだ! とまたしょうもないことを思いついてしまい、編集部の女性や知人の女性のみでわたしのまんこお披露目会も催しました。みんな「誰が幸せな企画だよ!」と言いながらも集まって、わたしの生まれ変わったまんこを褒めてくれました。
ちなみにおつまみは貝のヒモの干物とドライマンゴーでした。
デコまん誕生
まんこの整形漫画は、3回連載で終わる予定でした。しかし、続編を描いてほしいと編集さんに言われ、焦りました。もうネタはありません。
なんの気なしに友達に相談したら、「まんこの型でもとってみれば~」と適当に言われたので、ものはためしにやってみました。
たまたま知り合いに歯医者がいて、歯の治療の際に型どリをするピンクのアレ(歯科用印象剤)ならまんこにあてても大丈夫かも? と思い付き、歯科用印象剤をわけてもらいました。まんこの形状に合う細い皿がなかなかなくて、スーパーで売ってる刺身の皿に入れてまんこにあてがいました。
失敗してもすべてネタ。そう思っていたら、案外キレイに型がとれました。でも、なんだか縦スジがあるだけで、味気ないまんこです。それもそのはず、ビラビラを切ってしまったのですから仕方ありません。
味気ないまんこに、色でも塗ったらどうかな? デコ電みたいにキラキラさせたらおもしろいかも? と、またまたしょうもないことを思いつき、デコパーツを盛ってみました。
それが、まんこのアート、「デコまん」誕生の瞬間でした……!
(つづく)
■ろくでなし子 /漫画家。日本性器のアート協会会員。自らの女性器を型どりデコレーションした立体作品「デコまん」造形作家。著書に『デコまん』(ぶんか社刊)。『女子校あるある』(彩図社刊)
ろくでなし子ホームページ http://6d745.com/
日本性器のアート協会ホームページhttp://www.jsoa.jp/
■MankoBoatプロジェクト /「わたしの「まん中」を3Dスキャンして、世界初の夢のマンボートを作る計画に支援を!」 みなさまからのご支援をつのり、3Dスキャナーでまんこをスキャンし、巨大なまんこデータを使ってボートを製作。詳細はコチラ
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