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チケットぴあ並みの一時保育予約戦争。新米ママの息抜きは難しい

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一時保育は激戦

 東京都内在住であれば、区の公立・私立保育園が設けている一時保育を利用できる。1時間あたりの保育料も、民間のシッターサービスや一時預かりサービスに比べ格段に安い。しかし落とし穴もある。枠があっという間に埋まってしまうのである。

 ほとんどが予約を電話で受け付けているので、受付開始日時に速攻電話をかけてみるものの、延々話し中(ツーツーツー)だったりする。しばらくして落ち着いた頃に電話をするとほとんどが埋まっている、という状況だ。ライブチケット発売日にチケットぴあに電話をかけまくった昭和の時代を思い出す。いまどき電話ってオイ! というツッコミも出て来ないほど疲弊する。しかも窓口が一本化されておらず、一時保育をやっている各園に各自で連絡をしなければならない。空いている園が分からないのでこちらもやみくもに電話をかけまくるという無間地獄に陥ってしまう。インターネット上での予約システムが完備されていれば、予約したい時、どこの園に何枠アキがあるかが一目瞭然だろうと思うが、園ごとの状況をまとめあげる行政機関がうまく機能していないのかもしれない。

 さて、プラチナチケットをゲットするために電話をかけまくり、ようやく一時保育枠をゲットしたとしても、そこは歩いては行けない距離だったりする。仕方なく通勤時間帯に電車に乗るハメになり、またそれで地獄を見る。園に着いてみれば、お昼をまたぐ利用について個人的に賛同できないというポリシーの保育士からちょっと嫌味を言われたりなど、トラップもある。さらに、いざ預けてみて、ひとりで電車に乗りながら、預けるまでの経緯をうっかり振り返ったりしてしまうと、区のウェブで一時保育をやっている園を探し、電話をかけまくり、そしてオムツや着替え、バスタオルなど大荷物を準備して電車に乗り込み……とけっこうな手間と労力を割いているため、「ここまでして預けて出掛ける私って……」という謎の罪悪感がちょっと頭をかすめ、自分はトンデモない母親なのではないかと自問自答なんかをしてしまう。産後のホルモンバランスのせいだろうか……。

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