LINE株式会社が公開している「2014年4-9月媒体資料」によれば日本国内のLINEユーザー数は5000万人を超えており、日本の人口の39.1パーセントにあたる。ユーザーの層も、スマホとほぼ同様で、12歳~39歳までが約70パーセントを占める。ネットに親しむ層が多く利用しているLINEのサービスに乗っかったほうが、新規のファン獲得に繋がりやすいのではと考えた可能性は高いだろう。
またLINE公式アカウントを所有しているタレントで、かつアメブロを運営していれば、ブログを更新する作業に加えてLINEでもその記事の告知を行っている場合があり、ちょっとした手間といえば手間ではある。紗栄子などもよくブログを更新したらLINE公式アカウントでお知らせしているが、このような、アメブロとLINEアカウントの両方を所有しているタレントは、第一弾タレントに続けとばかりに、LINEブログに移行してくるかもしれない。
まだサービス開始直後であり、第一弾のタレントも10組と少ないため、現時点で大きな影響はないだろうが、移行が次第に進んでいけば、サイバーエージェントにとっては悩ましい問題となることは間違いない。今後もLINE株式会社が強気の引き抜き作戦を講じてくれば、LINEブログがアメブロを凌駕する可能性もある。一世を風靡したアメブロが過去のモノとなってしまう日はそう遠くないのではないだろうか。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。
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