カルチャー

上から目線で他人を品定め→いつしか婚活市場の圏外に…

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Photo by Theresa Gjolaj from Flickr

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 巷にあふれる多種多様の女性向け婚活本。その多くには「男に結婚してもらうにはどうすればいいか」が細かく記され、

●初対面での清潔感や笑顔
●家事スキルUP
●男を立てる!
●男を癒す!!

 などなど、「幸せな家庭を築く努力の大半が女任せやないかーい」とツッコミたくなるような内容ばかりです。これ、「結婚を焦っているのは、出産リミットのある女性だけなんだから、“してもらう”立場として、その努力を女側がするのはトーゼンなんじゃない?」とドヤ顔で言われているような気持ちになりませんか……?

 しかしそんな疑問を持たずに今日もせっせと婚活に励む女性はいます(そして婚活に勤しむ男性もいます)。今回は、人気ブログだという「冷恋婚活~私に彼氏がいない理由~夢見る適齢期女子が幸せな結婚を手に入れるまで」を2012年に書籍化した、『冷恋(ひやこい)~29歳で結婚したかった私の本音~』(星雲社)をレビューしたいと思います。

妥協知らずの減点方式

婚活

『冷恋~29歳で結婚したかった私の本音~』星雲社

 ブログおよび書籍の著者は、地方都市在住のOL・たえさん。たえさんは20代後半から「29歳での結婚」を目標に、合コン→お見合いパーティーへの参加→婚活サイトへの登録→結婚相談所の活用、とあらゆる手段を利用します。20代前半は合コンラッシュで、「結婚相手に妥協なんて絶対イヤ。顔、年齢、年収条件全部満たした人じゃなきゃ付き合えないわ!」と考えていたそうですが、目標の29歳を過ぎて「条件だけでする冷めた恋ではなく、本当に好きな人と一緒になりたい! 目指すは相思相愛の旦那サマと幸せな家庭を築くこと」と方向転換し、30代となった今も婚活ブログに「結婚できない日々」を綴っています。

 著書およびブログを読むとすぐにわかるのが、たえさんは「結婚できない」の前に、異性と出会っても「好きになる」までのハードルがとても高いタイプだということです。というのも、合コンやお見パ、婚活サイトで出会う男性たちにことごとくヒドイあだ名をつけて、見下す態度をとってしまっているから……。4対4の合コンでは、3人のイケメンズにのみ興味を示し肥満体型(だが男性陣の中での立場はもっとも格上)の男性はデブ呼ばわり。婚活サイト登録男性のプロフを閲覧しながらも「進化の途中かい(=ゴリラ顔)」「合馬さんコンニチハぁ(=馬ヅラ)」、写真では良いと思った男性と実際に会ってみたら「DebuでHage」だったことからあだ名を「D&G」に命名、結婚相談所で知り合った男性はドブサイクゆえあだ名「ドブくん」。

 ブログの方でも、「アンガールズの田中似でまともだけど、臭いがきつい(初回のみ)人をお断りしてしまいまして。これを逃したら次ないんじゃないか、という気持ちになってきまして」「もう私のこと相手にしてくれるやさしい殿方はそうゆうきもい方々しかおらず、でも彼はキモい世界の住人の中ではトップレベルのまともな男なのではないか」等々、う~~~ん、結婚相手探しをしているはずなのに、男性の粗探しばかりしている印象です。出会う人出会う人に対して否定的で、減点方式で品定めをしているのではないでしょうか。

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冷恋~29歳で結婚したかった私の本音~