今年大ブームを巻き起こしたNHKの朝ドラ『花子とアン』にて、吉高由里子演じるヒロイン・村岡花子の幼なじみ役“朝市”に抜擢され、その好演ぶりが注目を集めた若手演技派イケメン俳優の窪田正孝。あまりにも優しくて好青年過ぎた朝市像は、若い女性から年配のマダムまで幅広い年齢層の女性視聴者のハートをガッチリ掴んだようだ。
その「『花アン』の朝市」フィーバーが冷めやらないうちに、すぐさま10月クールのドラマに登板した窪田くん。現在TBS系にて毎週金曜22時から放送中の『Nのために』にて、またしてもヒロイン・榮倉奈々の幼なじみ役に扮している。こちらは素朴で素直な朝市と違って、心に大きな闇を抱えながら悶々と生きている青年なので、いつも鬱屈していて苦悩の表情が多い。窪田くんの爽やかな笑顔になかなかお目にかかれないのが少し残念ではあるが、回を追うごとに彼の演技にどんどん惹き込まれていく。
そんな窪田くんが11月8日に同局で放送された『新チューボーですよ!』にゲスト出演していた。今回、司会の“巨匠”こと堺正章と一緒に料理することになったメニューは「サーモンクリームパスタ」。
若手ながらたくさんのドラマや映画に出演し、肝が座っていそうなイメージのある窪田くんだが、実は“緊張しい”だそうだ。今回の放送でも緊張しまくりの様子がうかがえたが、堺巨匠のサポート役としてサーモンを丁寧に下ごしらえしていた。
『花アン』についての話題では、窪田くんが役柄で使っていた甲州弁について興味を持った堺巨匠に、「こぴっと」という方言が「しっかり」を意味するということを解説。劇中でも「こぴっと」は、いたる場面でたくさん用いられていて、とても印象的な方言であった。
堺巨匠は緊張している窪田くんに対して早速「お前も今日は“こぴっと”しろよ!」と喝を入れると、窪田くんにも何か『花アン』のセリフを言ってもらおうということになった。すると窪田くんは一瞬で俳優スイッチをオンにしてカメラ目線で、
「はな、東京行っても“こぴっと”やれし!」
と本意気で朝市になってくれたのだった。朝市ファンには堪らないプレゼント~♪ でも少し恥ずかしかったのか、照れたように唇を全部口の中に引っ込めてはにかんでいる顔がキュート過ぎてヤバかった。
また、工業高校出身だという窪田くんは、高校一年生の頃にガソリンスタンドでアルバイトしていたのがキッカケで、将来は整備士になりたいと思っていたそうだ。もし、俳優にならなくっても「イケメン整備士」という枠で巷の話題になり、どこかしらのメディアに登場していたかもしれない。
1 2