ゴシップ

売れないパクリ系アイドルが、政治的思想をにおわせて世界進出を目論む!?

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パクリ芸があまりに堂々ととしていて! プリッツ「人類最大難関

 K-POPの本質がパクリにあるとすれば、今年のQUEEN OF K-POPは誰が何をいおうと、プリッツに決まり! ももいろクローバーZとベビーメタルを足して2で割った激ヤバ・アイドルです。そして私はこの4人組を断固支持します!

 現在、インターネット上で抜群の知名度を誇る彼女ら。その理由は、今月初めにプサン(釜山)の競馬場で行ったイベント時の衣装、特に左腕の真っ赤な腕章です。そこにはクロスの文字が描かれ、それがナチスのシンボル、ハーケンクロイツや、ハンガリーのファシスト集団、矢十字党のマークに似ていると大問題に。確かに極似なのは間違いないのですが、なぜそうなっちゃったかは、ワかるんです。

 今年4月に「RPG『モンスターを飼いならす』から飛び出た」をコンセプトにデビューしたものの、まったく話題にならなかった4人。ならば、イロモノで行こうと考えるのは当然です。そこに、ももクロとベビーメタルがレディ・ガガの前座に選ばれたことを聞きつけたのでしょう。「その2つを合体させたら売れるはず」と考えたのは想像にかたくありません。

 ゆえに7月の本格デビュー曲「人類最大難題」は、ももクロ的戦隊ものコンセプトにベビーメタル的サウンドをミックス。パクリの二乗という掟破りをやってみたわけですが、テレビに呼ばれる機会はほとんどなく、ショッピングモールなどのドサ周り的営業が中心でした。「スイカ」の歌を歌ってもスルーされ、ファンミーティングの動員力は推定40人(ちなみにファンミのヘアスタイルは全員がツインテール。オール・ツインテールは韓国初!)。

 世間の風の冷たさを知った彼女らには、タブーでありながら誰もが知るファシズム・ファッションしか残されていなかったのです……。

 結果、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」電子版でも報じられたのですから、目論みは成功です。ただ、風当たりは想像以上! ところが11月17日に発表したPVではバッシングに動じることなく、この衣装で登場し、事務所はこんなコメントを発表しました。

「このX印にナチスをイメージするのは自由です。でも、私たちはナチスではありません。プリッツは皆さんを守るために地球にやってきました。プリッツ(PRITZ)とはPretty Rangers In the Terrible Zoneなのです」

ただのお騒がせアイドルではない?

 戦隊ものコンセプトを改めて宣言したうえで、メタル・サウンドを強化し、よりベビーメタル化した新曲のタイトルは「松よ、松よ」。実はこの曲名に彼女らが単なるイロモノじゃないこと、バッシングに動じない芯の強さが如実に表れています。

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 80年代末まで韓国は世界に冠たる独裁国家として名を馳せ、広範な反政府運動が繰り広げられました。その運動のなかで生まれたのが「松よ、松よ、青い松よ」という名曲です。

 反政府運動で逮捕され、収容された格子窓越しに見る青い松の木。この歌は、それに思いを馳せ、同じ松の木を見る同志たちに、生きて再び会おう、と呼びかけています。プリッツの「松よ、松よ」もこの歌を元に、監獄をぶち破って立ち上がれ、闇が過ぎれば、また明日が来るから、と歌います。

 つまり、プリッツはJ-POPアイドルのパクリという表層をまといながら、韓国式レベル(抵抗)ミュージックをやってのけたというわけ。もっといえば、韓国的ファシズムを自分に課し、それを自分で破壊しようとしているのかもしれません。

 かつて、「松よ、松よ、青い松よ」をヒップホップ的に解釈した韓国人ラッパーのMCスナイパーは坂本龍一に抜擢され、日本の歌番組に出まくりました。それと同様、プリッツのイロモノ的本気度に天下のレディ・ガガが食いつかないわけがありません。2015年の彼女の前座にはプリッツが選ばれることを断言します!

 

本文中の写真=プリッツのセカンドシングル「松よ、松よ

今週の当番=佐々木薫
アラフォーのK-POPファン。好きな韓国人ラッパーはMCスナイパー。好きなカメラマンは「歌舞伎町のスナイパー」として知られる権徹氏。

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