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人間の一番醜い姿がここにある「実家族」トピ特集

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Photo by Radha Madhava from Flickr

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 発言小町の醍醐味は家族問題、と先週も書いた。嫁姑、義兄弟などをテーマとした義実家問題トピは小町の華だが、実の家族間同士に発生した“実家族問題トピ”は、家族同士に血のつながりがあって、義理の家族よりも遠慮がない関係であるせいか、それぞれの欲望が激しくぶつかり合い、すさまじい熱量を放っているものもある。今回はそんな実家族問題トピを紹介したい。

家を出た娘に毒親と批判されます。納得できません。

 『私は「毒親」なのでしょうか?』直球の問いかけから始まるこのトピの主は60代パート主婦。娘が3人、息子が1人いるが、ここ数年、子供らから「育て方がおかしかった」などと言われるようになった。それだけでなく、娘は“毒親本”を読んでもいるという。

 娘たちの言い分として、「トピ主(=母)は髪の毛をとかしたり可愛い服装をさせたりと身だしなみに気を配ってくれなかった」と不満を持っている様子。さらに「お弁当にきゅうりと竹輪しか入っていない時もあり、隠して食べていた」「『最近、あなた兄弟の間で評判悪いよ』など、兄弟の仲が悪くなる様な事を子供に言っていた」など。確かに毒親の香りが漂うが……トピを読み進めると「『孫を可愛いと思えないのよねー』と言ってしまった」「毎日飲酒することも非難され『アルコール依存症』と言われる」などの告白も飛び出している。そんなトピ主は、“息子が出来ちゃった結婚を2回したり、長女が130キロまで太ったのも”母さんのせいだ、と子供らに非難されているという。

 トピ主はトピ文に「つづく」と書いているが、これポチ投票“びっくり”に2300以上、コメントも「間違いなく『毒親』だと思います」と断罪するコメントで埋め尽くされたことにショックを受けたのか、トピ立てから10日が経つ今も「つづき」が更新されていない。

孫娘の奪還

 トピ主(男)の一人娘は、1度目に結婚した男性との間に子供が出来たが、妊娠中にその男性が亡くなってしまう。失意の娘を支えてくれた別の男性(A)が、全てを承知の上で娘と結婚し、トピ主の孫を実の子供として育てていた。しかし、そんな娘も30代で亡くなってしまう。悲しみに暮れるトピ主夫妻は、「老骨に鞭打ってでも孫娘(小学5年生)をこの手で育てたい」そうで、孫娘に「Aさんが実の父親でないこと」を伝えようとしている。孫娘の精神的ショックをどうフォローしたらいいか……との相談だ。

トピタイトルに“奪還”と穏やかならぬ言葉を用いていることや、“老骨に鞭打ってでもこの手で育てたい”など、別に孫もAも望んでないであろうことを悲願するトピ主には批判コメが殺到した。

「奪還て何?」「実の父親と信じて疑わないお孫さんを無理やり引き離してもいいのでしょうか?」と、ただでさえ母親を亡くして悲しみにくれているであろう孫に、さらに酷なことをしようとしているトピ主を諌めるコメントが相次ぐ。「お孫さんの気持ちを第一に」と最もなコメントも多い。

 トピ主レスは現在まだ1つのみだが、「私の友人は娘さんに、『孫連れて離婚して帰ってこい』と言って、実際親権を娘(母親)に取らせ、現在は4人で仲良く暮らしています。正直、羨ましいです」と、単に孫と暮らしたいというエゴが丸出しだ。母親を亡くした孫に寄り添うよりも自分の欲望が勝ってしまっている欲深いジジイにはただ気分が悪くなる。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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