現代のエレ女たちのお仕事は、医師、CEO、サロネーゼ、デザイナー、外資系会社勤務など。35年前の調査で9割を占めていた家事手伝いと主婦は激減し、ワーキングウーマンが7割超だとのことです。国際的な活躍こそがエレ女の本懐ということで、次世代ニューヒロインとして満を持して登場したのが、アメリカ在住のバレリーナ・飯島望未さん(23)です。剛力彩芽ちゃんと吉木りささんを足して割ったような感じ。ヒューストン・バレエ団でソリストを務める「グローバルウーマン」として激推しされています。
でも世界を飛び回っている飯島さん、『25ans』のレギュラー読モに台頭する気配はなさそう。彼女よりも、東西のファッショニスタとして登場する「AHKAH」PRディレクターさんだったり、形成外科院長夫妻だったり、酵素セラピーや小売りで一儲けしている女性陣(ほしのあきと近しい距離にいらっしゃる)だったりの方が、ポスト叶姉妹に化けるポテンシャルは高いです。今のところ一番そのポジションに近いのは、実家が大富豪&自身も実業家で成功のロマンチック姫系ライフの旗手・福王寺彩野さん(まもなくベイビーも誕生予定、おめでとうございます!)だと思われますが。いずれも香ばしく、ブログを追いかけたくなるエレガントな方々でした。
ジュエリー紹介ページでは280万円のカラーストーンリングが平然と陳列され、来年の干支は羊とのことで紹介される「バカラの羊」だってただの置物なのに50000円。何より、ここの読者さんたちに「Q.買い物はどこでする?」と訊いたら返ってくる答えの40%は「A.外商」ですからね!! 年に平均10回は贅沢旅行をして、1カ月に平均5回も美容サロンに通えちゃうエレ女たちの財力には圧倒されるばかりですよ。その消費エネルギーはすごい。そりゃあ欧州名門ブランドがこぞって商品広告を掲載したがるわけです。綴じ込み付録で、世界の貧困層へアプローチした「チャリティ白書2015」もついているのですが、果たして「贅沢を厭わない男性が好き!」と豪語して旅行や美容サロンや女子会に時間を費やす「エレ女」たちは、チャリティに貢献する余裕があるのかどうなんだか、というイジワルな気になっちゃいます。とりあえず、掲載商品のお値段が金額的に自分と関係なさすぎて、文字を目で追っても頭に情報がインプットされないくらいの庶民ライターはここで筆を置く次第でございます。
(まい竹城)
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