●諦めません、勝つまでは。綾菜
言わずと知れた加藤茶の後妻。遺産目当てであるとか、手掛けたネットショップの商品がハイブランドの丸パクリだとか、カトちゃんに出している食事がエネルギッシュすぎるとか、交友関係がチャラすぎるとか、ここまで叩かれても決してメゲない傲岸さは一般人の領域をはるかに超えており、プロ嫁とはなんたるかを見せつけられた。誰も信じてあげないけれど、ひょっとしてもしかしたら本当にカトちゃんのことを愛してるのかも。金への執着だけでここまで不当なバッシングに耐えられるものだろうか?
●決して仮面を外さない、ローラ
実父の逮捕や裁判で完全なとばっちりを受け、バラエティに出まくっていた時期と比べれば露出はいささか減少気味だが、思った以上に息長い活躍をしそうなローラ。バラエティタレントとしてのとぼけた顔と、ストイックなモデルとしての顔、どちらも一切崩すことなく粛々と仕事に勤しむ。家族が犯罪に関与したとなれば実際はいろいろ苦しんでいるに違いないが、テレビどころかブログでもそういう側面を見せないプロ意識はすごい。実は料理上手で魚も捌ける、という意外性も好感度の底上げにつながっている。
●こりん星は消滅しました、小倉優子
すっかり良きママのイメージが定着。もはや彼女が本当は「こりん星」出身で、そこからイチゴの馬車でやってきた「りんごももか姫」であったことは人々の記憶から消え去った。梨花とは正反対で、ママ業にいそしむ様子をこまめにブログにアップしているが、そこを突っ込まれないのは家事スキルが非常に高いことによるだろう。結婚前から料理教室やパン教室に通い、手料理のクオリティはママタレ界でダントツ。料理本『小倉優子の毎日ほめられごはん』(講談社)は20万部を突破したともいわれる。完璧を目指し突っ込まれる隙をなくす、この技はなかなか努力がいるはずだ。日々の研鑽の賜物だろう。
芸能界という華やかで富のあふれる世界に身を置く彼女らだが、自己プロデュース方法やメンタルの強さには一般女性でも学ぶところがあるだろう。今年も新たな“真似したい女”が出てくるのか、楽しみだ。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。
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