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元日から「夫が出て行きました」! 新年早々に立った深刻なトピたち

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総合職妻との離婚を考えています。ご意見願います。

 元日の朝っぱら10時に投稿されたところからも、本気度が伝わるトピ。妻もトピ主もお互い40代の総合職。小学生の子供が2人いる。トピ主は管理職だが、妻がキャリア志向のため、平日夕方の家事をトピ主がやるようになった。育休でキャリアがストップしていたためか、現在夜遅くまでバリバリ働いている妻。現時点では家事・育児の7割ほどをトピ主が請け負っている。そんな中、トピ主は妻の浮気を疑うようになった。根拠は「終電で帰った後もずっと誰かとメールしていたり、月に何回か休日出勤をします。また金遣いが最近荒くなってきました」からだという。不安を募らせるトピ主、同じ境遇の人はいませんか、という相談である。

 このトピ主が挙げる浮気の根拠は、女性のトピ主が相談するときに掴んでいる輪郭よりも格段にぼんやりとしており、本当に浮気か判然としない。コメントも、この“妻の浮気”をはっきりさせるのが第一で、離婚うんぬんの話はそれからだ、というものも多い。しかしこのトピ主夫婦の問題は、別のところにあるように見える。妻がキャリア志向であることを、トピ主が本心では快く思っていない印象を受ける相談だからである。

 妻よりも自分がもっと働き、妻の家事育児負担を増やしてほしい。それがトピ主の本音なのは、「立場上、毎日の定時退社は非常に心苦しく周囲からの視線は非常に厳しい」「家事は自分が7割」と書いてしまうところから明らかだ。自分が家事育児を何割しているかなどわざわざ公言する女性は今まで見たことがない。

 ただ、このトピ主の社内の立場は“管理職”である。せっかく管理職という立場なのだから、これからの女性の社会進出を見据えたモデルケースとして、夫もしくは妻のその時期の仕事量やタイミングに合わせ、フレキシブルに家事育児を分担し合えばよいのではないだろうか。にもかかわらず、「周囲からの視線が厳しい」などとこぼすようでは、まだまだ女性の社会進出は世の男性が許さないのだろうな……などと思ってしまう。

 「母性を欠いた女性は、人としてどうなんだろうという気はします」というよく分からないコメントも見受けられたが、家事育児をたくさんやることが母性という安直な考えは困ったものである。

 元日から深刻な相談がてんこもり、今年の発言小町も、1トピたりとも見逃せない。

■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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ブログウォッチャー京子

インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

@watcherkyoko

子育て主夫青春物語「東大卒」より家族が大事