トピ主(40代主婦)の夫(50代)は単身赴任中だが、ある日いきなり別の顔になって帰ってきた。なんと「二重を切開して二重幅を広げ、鼻にシリコンを入れ、顎を削って輪郭をかえて、面影がなくなって」帰宅したというのである。芸能人もびっくりの変貌ぶりだ。「50才近くになったころより、ピアスをしたり、髪を縮毛矯正して長髪にしたりと美にこだわりはじめ、なにか変なそぶりはあった」とも。50代で長髪ロング……高見沢に憧れているのだろうか。夫は整形を認めず「レーシック手術を受けただけ」と言い張る。もともとの夫の顔が大好きだったトピ主と娘は、今の夫を受け入れられない――という相談である。
50代の男性が本気の整形をしたことに驚いたという感想でコメント欄が埋め尽くされているが、「そのご主人は、実はご主人ではなく、誰かがすり替わった別人かも知れません」などちょっとミステリー的な感想も寄せられている。やがてトピ主は「女性化というよりは若返りたい、女性にモテたい、家族から離れている孤独からくる発作的衝動ととらえています」と分析するようになり、コメント欄にも「ミッドライフクライシス」ではないかという書き込みが出てくる。夫自身がどういう思いからこうした行動を取ったのかは明かされておらず、1月6日の最終トピ主レス以降、レスはない。この夫は固い職場にお勤めとのことなので、職場ではどう受け止められているのかも気になる。いま続きを知りたいトピ上位だ。
40代主婦のトピ主家族は昨夏に家を新築し、そこに移り住んだ。しかし突然、小さなお子さんを連れた女性が新居を訪ねてきて、「理想的なおうち。お宅でサロン開業をしたいので協力してくれ」と素っ頓狂な要求をしてきた。見ず知らずの女性にサロンとして自宅の部屋を提供する!? あり得ない話である。トピ主も当然断ったが、なんとその女性は何度もこのお願いをするためにトピ主宅を訪問、置き手紙を投函するなど強い執着を見せる。トピ主は激しく拒否し「警察への通報も検討する」と直接伝えるも、翌日にはまたサロン開業の計画書がポストに投函されていた……完全にホラーだ。夫は新築ハイになっていて「家を誉められるのはうれしい♪」モードゆえ、深刻に捉えてくれない。一体どうしたらよいか、という相談である。
コメントはほとんどが「警察へ!」「警察にGO」など事件化をすすめるものだが、女性が何らかの病を抱えているのではという指摘、さらには夫の愛人なのではという書き込みも多く見られた。トピ主による追加レスで、実は女性が建築中から家の様子を見に来ていたことや、隣家から「変な様子の女性がいるけど、昨日話したお宅の工事を見に来ていた人よ。夫が用件を聞いたら、今度お宅で手作りケーキのお店を始めるから来て下さいって言ってたって」という電話があったことなどが報告される。ものすごい執着ぶりなのだ。
トピ主はついに警察へ通報し、警備会社、弁護士への相談も進めているという。調べてみるとその女性宅はいわゆるゴミ屋敷なうえ、家の塀と壁全体にお札のような物が貼ってあったという。「女性はやはり精神的に不安定な様で、家が荒れ始めた頃から何度も近隣から行政への相談が何度もされているそうです」とあり、かなりの迷惑住民であることがわかった。今後は直接彼女に関与せず、一切の接触を避けて専門官に対応を任せると決めてトピを締めたトピ主。トピ主的にはそれで一件落着になれば良いのだが、この迷惑女性もそれはそれで生きづらいだろうなと考えると、福祉の範囲でなんとか手を差し伸べることはできないのか、心苦しい思いも残るトピだった。
こんなトンデモ事件が身の回りで起きるの!? と驚かされるほどのびっくり相談に対しても、相談内容にある迷惑行為の原因を冷静に指摘するユーザーコメントを見るにつけ、本当に小町はたくさんの経験豊富な閲覧者がいるのだなぁと妙に感心してしまう次第なのである。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。
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