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西島秀俊も虜に? 艶女・喜多嶋舞に学ぶ“ザ・女”な表情と仕草

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監督は『花と蛇』シリーズを手がけた石井隆氏。エロスの宝庫らしい(『人が人を愛することのどうしようもなさ』TOEI COMPANY,LTD.)

監督は『花と蛇』シリーズを手がけた石井隆氏。エロスの宝庫らしい(『人が人を愛することのどうしようもなさ』TOEI COMPANY,LTD.)

 先日、偶然つけたテレビに裕木奈江が出ていて、思わず釘付けに。裕木奈江といえば不倫ドラマの名作『ポケベルが鳴らなくて』。一瞬、VTRが流れた『ポケベルが鳴らなくて』の中の裕木奈江が異常な可愛さで、散々、世の中の奥方たちに魔性の女として大バッシングされた意味が、よくわかりました。そして中年になっても、まったく老けを感じさせない童顔ぶりで、今出てもまたバッシングされそう。魔性の女と言えば、今や名優の代名詞にもなった大竹しのぶ氏(女優だけど中身はうんと男らしそう、潔さそうなのであえて氏を)、ちょっと懐かしいところでは葉月里緒奈、最近では蒼井優、角度を変えれば壇蜜も? 小林麻耶も??

 魔性の女の定義は人それぞれだと思いますが、「男を惑わす」「振り回す」というのが大体一般的なイメージ。ルックスは、美人もいれば、それほどでもない人もいる。女優さんや有名人の中には、マスコミが勝手に騒ぎ立てて創られた人もいれば、地で魔性な人も。で、ここでようやく今回の女力の主役、喜多嶋舞の話になるわけです。近年、マスコミを騒がせた彼女ですが、その話の真偽がどうであれ、そりゃ、あの顔だし、あのスタイルだし、モテるだろう。と思いました。ついでに言うなら、元旦那の大沢樹生も。光GENJIだったし。とにかくいかにもモテそうな、実際モテたであろう二人が結婚して離婚したわけだから、いろいろあったとは思います。

 今回、このコラムを書くにあたって頭のどこかにその醜聞を入れつつ、喜多嶋舞が出演しているDVDをとりあえず片っ端から観ていったわけです。今、もっとも旬な俳優・西島秀俊と共演した『さわこの恋2 1000マイルも離れて』では脚モデル役(つまり、その役ができるほど脚が綺麗)、『静かなるドン』では、ヤクザの親分に惚れられる、美人で仕事ができる女役、『レンタル彼氏』では知的な元風俗嬢のルポライター役、『特命係長只野仁06』では、高級レストランの奥様そのものに。そして、がっつり脱いでる『月下美人』では、年の離れた作家の嫁となって、うんと年上の作家役の人、同じくらいの年の人、うんと年下の作家の孫役の人、三人の男性と絡むという凄技的な内容を、平然とした感じで、どこか上品ささえ醸しながら演じていて、まさに、“ザ・女優、ザ・魔性”でした。

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阿久真子

脚本家。2013年「八月の青」で、SOD大賞脚本家賞受賞。他に「Black coffee」「よしもと商店街」など。好きな漢は土方歳三。休日の殆どを新撰組関連に費やしている。

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