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岡田斗司夫がハマった“全能感”という麻薬。セックスよりも強烈な「俺すげえ!」の快楽とは?

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桃山商事のクソ男撲滅委員会 毎日流れてくる膨大なニュースの数々。その中には、“男のクソさ”が原因になっていると思えるものも少なくありません。そんなニュースを勝手に取り上げながら、桃山商事のメンバーが元気に言いがかりをつけていきます!

【今回のPick upニュース】

岡田斗司夫のキスプリクラ流出事件について

岡田斗司夫という鏡に映る“男のイヤ〜な部分”

清田代表(以下、清田) この一件、何だかすごいことになってきたね……。

佐藤広報(以下、佐藤) 元カノによる告発&キスプリクラ流出に端を発し、「ニセ写真」と弁明ツイート→ニコ生で釈明番組→愛人たちの性癖や名器具合まで明示したリスト発覚→「リストは僕の妄想で書きました」と謝罪→ついには入院と、ここ10日間くらいでどんどん燃え上がっていった。

清田 面白い本をたくさん書いてる人だったんだけどね……。特に、朝日新聞の人生相談をまとめた『オタクの息子に悩んでます』(幻冬舎新書)なんかは、我々が恋愛相談に乗る際の参考にしている部分が多々ある。それだけに残念だなあという気持ちが強いです。

佐藤 まあ、やってることは正真正銘のクソなので、私はディスる気満々で事の推移をウォッチしていたんだけど……何というか、次第にめちゃくちゃ根深い問題だなと感じるようになったわ。

清田 うん、ただ遠くから笑っていられるようなことではないよね。これ、男だったら誰しも心のどこかで「ギクッ」となる部分があるんじゃないかな。

佐藤 めっちゃなりましたよ! 自分の中にも確実にある“男のイヤ〜な部分”を、鏡に映して突きつけられているような気分になったわ。

清田 やってきたことは最低だし、それに相当する社会的制裁を受ければいいと思うけど、それとは別に、この一件って単なる岡田斗司夫叩きに終始しちゃうと、結局は何も残らずに風化していくだけの気もする。

佐藤 ネットを見ていると、反応しているのは圧倒的に男の人が多かった。内容的には「岡田斗司夫ざまあwww」「あんなおっさんでもヤリまくれるなんて!」「結局女は金と権力に弱いってわけか……」みたいなものが主流で、これはおそらく「金持ち嫌い×女嫌い」というネット民特有のメンタリティとマッチしたことが原因だと思う。

清田 意外だったのは、ネットの炎上案件には常にツッコミを入れているような著名人男性たちが、わりとこの一件をスルーしていたこと。自分も同じ穴のムジナで、無用な火の粉はかぶりたくないって感じだったりするのかな……。一方の女の人は、ほとんどが「キモい」という意見だったね。

佐藤 もっともっと女の人から怒りの声が上がると思ったけど、とにかく「キモい。以上」って感じの印象を受けた。岡田斗司夫がテレビタレント並みの知名度だったらまた違ったのかもしれないけど、これって多分、怒りを通りこした「諦め」みたいな感情があるからだと思うんだよなあ。「そんな男、昔からめっちゃいるでしょ」みたいな。

清田 そうだね。とにかく今回は、岡田斗司夫の冴えないビジュアルとか、嘘を重ねちゃったこととか、関係を持った人数の多さとか、愛人リストの存在とか、いろんなものが相まって大きな炎上事件になっているけど、ここに詰まっている要素を一つ一つ分解して眺めてみると、わりと我々男子全般の中にも笑えない共通点があるぞって話だと思うのよ。

佐藤 正直、痛いですよ。単に“外から目線”で斗司夫叩きをしたって、カタルシスを感じるだけで終わっちゃうでしょ。そうならないためにも、同じ男性として心の内側に潜り、“男のイヤ〜な部分”を見つめてみたいなと。マジで怖いけど……。

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桃山商事

二軍男子で構成された恋バナ収集ユニット「桃山商事」。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける恋愛の総合商社。男女のすれ違いを考える恋バナポッドキャスト『二軍ラジオ』も更新中。コンセプトは“オトコ版 SEX AND THE CITY”。著書『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)が発売中。

@momoyama_radio

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オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)