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木村多江が堀北真希を完全食い!視聴率惨敗の『まっしろ』は演技派役者のムダ使い?

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TBS「まっしろ」公式サイトより

TBS「まっしろ」公式サイトより

 かつて「ドラマといえばTBS」と認識されていた時代もあるが、今クール、TBSの制作するドラマはどれも振るわない。看板枠である日曜21時の『流星ワゴン』は15%以上の視聴率を期待されていたが、第三話まで放送した時点で平均約11%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。金曜22時枠の『ウロボロス この愛こそ、正義』は第三話でギリギリ二桁を保ったが、一桁台に転落する懸念大。そして目も当てられない惨状でネット上で「大爆死」と揶揄されるのが、火曜22時の医療モノ『まっしろ』と、木曜21時の不倫モノ『美しき罠~残花繚乱~』である。

 堀北真希主演で、女優たちが番宣に出まくった『まっしろ』は第三話で5.7%、「脚本がもはやコント」「人気役者が多くないから数字に結びつかないのもわかる」等の意見がある『美しき罠』も第四話で5.8%まで下落。この2本が、今クール最下位争いをしている状態だ。

 特に『まっしろ』は、NHKの朝ドラヒロイン・大河主演を経験し、CM出演本数も多く好感度が高い「堀北真希」という旬真っ盛りの女優をメインに起用しているだけに、現場の落胆も大きいそうである。もちろん視聴率低迷の原因を主演俳優におっかぶせるのは理不尽だが、堀北の“フレッシュバカ”一本調子な演技は確かにもう少し上達してほしい。木村多江(43)、柳楽優弥(24)、水野美紀(40)、眞島秀和(38)といった高い演技力を持つ役者が脇に配されているだけに、堀北はじめナース陣の稚拙さがいっそう際立つ。「演技派俳優のムダ使い」「もったいない」という声まで出ている。第三話では、看護士長を演じる木村と患者役・眞島の信頼関係が描かれたが、堀北は完全に食われて脇役状態だった。

 もうひとつ、あくまでもフィクションであることは承知のうえだが、ドラマの基本設定がどうしても視聴者を白けさせる。同ドラマは、架空のセレブ向け病院を舞台に、看護士たちが女の闘いを繰り広げる群像劇という触れ込みだが、いくらフィクションと謳っていても、そこに描かれる世界は医療現場としてあまりに酷い。「看護士が抱く玉の輿婚への憧れ」「毎度持ち上がる、横柄なセレブ患者たちの治療に関するモンダイ」「適切な医療行為の邪魔になるとしか思えない派閥争い」「看護士個人の抱える様々な依存症」……などなど、要素を欲張り過ぎて焦点も定まらない。

 脚本家の井上由美子が、自らの父が入院した体験をもとに「理想の病院とは何か」を考え、自由診療制度を導入してホスピタリティを充実させる「理想の病院」のひとつの形を提示したという同作。しかし舞台となる病院では、患者がいくら横暴に振る舞ってもOK、医療従事者が王様扱いして仕えてくれる。まさに「お客様は神様」状態で、ホスピタリティというフレーズを勘違いして都合良く利用しているように見えるのだが……。最終的には、「本当の理想の病院は、こんなセレブ病院ではない!」という結論に導きたいがための描かれ方なのだろうか? ただ、フィクションだと宣言していても、現実離れした設定をすんなり受け入れて楽しめず、離脱した視聴者が多いと推察する。5%前後の数字が続けば打ち切りも検討されかねないが、ドラマは「理想の病院とは何か」を最後まで描くことができるのだろうか。
(清水美早紀)

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